【ユニコーンS】アジアエクスプレス迫力満点!G1馬の動き披露

[ 2014年6月19日 05:30 ]

3頭併せで追い切るアジアエクスプレス(左)

 3歳限定ダート重賞「第19回ユニコーンS」の追い切りが18日、東西トレセンで行われた。美浦では皐月賞6着から臨むアジアエクスプレスが2カ月ぶりを全く感じさせないパワフルな動きを披露。2戦2勝のダートでクラシック惜敗のうっぷんを晴らす構えだ。

【ユニコーンS】

 派手なアクションはなくても、底知れぬパワーとG1馬の凄みがダイレクトに伝わってくる。芝のクラシックから砂に路線変更する2歳王者アジアエクスプレスの追い切りは、新たな出発に大きな期待を抱かせる迫力満点の動きだった。

 Wコースでマイネルテンクウ(5歳1000万)、ディスキーダンス(3歳500万)を追走する3頭併せ。3馬身、5馬身間隔で進み、4コーナーで内に潜り込む。馬なりのままジワリジワリと脚を伸ばし、ピタリ馬体を併せたところがゴール。豪快に先着とはいかなかったものの、手塚師は「相手2頭も調子がいいし、時計(5F68秒7)も予定通り。いい併せ馬ができた」と納得の表情だ。

 皐月賞6着後は、デビュー2連勝したダートに戻ることを即決して放牧へ。手塚師が「リラックスしていい感じ」と語るように、休養前のピリピリした面が緩和されて落ち着き十分。レース間隔を空けたことは間違いなくプラスに働いている。師は「体調面の不安は何もない。万全?いや、普通の仕上げだが、それでいい。能力を出せる仕上がり」と胸を張った。

 ダートでは初コンビとなる鞍上・戸崎も「戻ってからは乗っていないが、先生からは順調と聞いている。(ダートの2戦で)あれだけ強い競馬をしているし、芝もダートも両方こなせるのは強み。自信を持って乗りたい」と、レースが楽しみで仕方がない様子だ。

 今後、どんなローテーションを選択するのかは今回の結果次第だが、米国ブリーダーズC(10月31日&11月1日、サンタアニタ)に挑戦するプランも進行中。2着に5馬身、7馬身差という衝撃的な強さだったデビュー2戦と同等、あるいはそれ以上のパフォーマンスを披露して世界に飛び出すのか?超特急の走りから目が離せなくなってきた。

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2014年6月19日のニュース