【宝塚記念1週前追い】ジェンティル、凱旋Vへ!軽く51秒0

[ 2014年6月19日 05:30 ]

坂路でクレスコモア(左)と併せて追い切られるジェンティルドンナ

 宝塚記念の1週前追い切りが18日、美浦、栗東トレセンで行われた。ジェンティルドンナ(牝5=石坂)は12年オークスV以来のコンビを組む川田を背に坂路でクレスコモア(4歳500万)と併せ馬。残り3Fで早々と馬体を併せ、ラスト1Fで軽く仕掛けた。最後は手応えほど突き放せず併入フィニッシュだったが、マークした4F51秒0の時計はこの日の4番時計。動きを見守った石坂師も納得の表情だ。

【宝塚記念】

 「1週前に負荷を掛けたかったし、しっかりできて良かった。昨年も同じことを言ったかもしれないが、ますます落ち着きが出て物事が分かってきたみたい。冬場は冬毛が残るが(今は)体のツヤもいいですね」

 1番人気に支持された昨年は3着。朝から降り続いた小雨の影響で芝はタフな状態。直線は馬場の悪い内に閉じ込められ、自慢の切れ味を発揮できなかった。指揮官は「昨年も状態は悪くないと思っていたが結果は3着。天気は気になるが、雨でも仕方がないことですから」と意に介さない。

 ドバイシーマクラシックからの参戦は昨年と同じ。だが、今年は異国の地で昨年2着のリベンジを飾っての凱旋レースだ。帰国後も順調そのもの。昨年より8日早い5月7日に帰厩し、併せ馬は1本多く消化できている。調教パートナーの井上助手は「昨年より雰囲気はいいですね」と、リベンジに手応えをつかむ。

 G1・7勝目が懸かる上半期のグランプリ。石坂師は「昨年負けているし、挑戦者の気持ちは変わらない」と気を引き締めた。世界を制した女王の走りが待ち遠しい。

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2014年6月19日のニュース