【エプソムC】タマモベストプレイ一発だ!トップスピードで12秒0

[ 2014年6月13日 05:30 ]

坂路単走で追い切られ、力強いフットワークを見せるタマモベストプレイ

 勝負事にはツキも重要。東京メーン「エプソムC」の木曜追い。賞金上位馬の回避で滑り込み出走を果たしたタマモベストプレイが、栗東坂路で鋭い動きを披露。運も味方に昨年のきさらぎ賞以来、1年4カ月ぶりの白星を狙う。

【エプソムC】

 遠征明けの中1週でも疲れをみじんも感じさせない素晴らしい動きだった。タマモベストプレイの坂路追いは朝一番とはいえ既に開門から20分がたって馬場が荒れだした時間帯。最初の1Fを15秒0でゆったり入ると、そこから加速してグイグイ駆け上がっていく。トップスピードに乗ったラスト1Fは12秒0だ。鋭いフィニッシュで4F52秒7。鶴田厩務員は「ゴール前は脚が上がるかと思ったけど最後までしっかり動いたね」とニッコリ。調教パートナー・南井助手が詳細を報告した。

 「けさはラスト1F、しっかりやった。よく動いたね。この時計でもゴール前はちょっとやめているくらいの感じ。間隔は詰まるけど状態は変わりないよ」

 今季は阪神大賞典8着で休み明けをひと叩き。ここ2走は新潟大賞典7着、目黒記念8着とスローペースの瞬発力勝負で苦戦を強いられた。前々で立ち回ってのしぶとさが売りとあって展開一つでガラリ一変は可能。南井助手は好走パターンを思い描いている。

 「この馬は切れはしないけどバテないし、もう少し前で運んで持ち味を生かしたい。2、3番手のイメージかな。あと中山のグチャグチャの馬場(昨年の有馬記念5着)でも崩れていないように荒れた馬場を苦にしない。だから開催が進んだ今の東京は合うと思う」

 登録段階では出走決定順が20番目。そこから賞金上位に回避が出て一転、繰り上がりでゲートインにこぎ着けた。昨年のきさらぎ賞を勝ってスプリングS2着と結果を出している1800メートルへの距離短縮も大歓迎だ。好材料がそろう、この一戦が本領発揮の場になる。

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2014年6月13日のニュース