藤沢和厩舎カービングパス 急死した兄コディーノの分も

[ 2014年6月13日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・函館=12日】先週から新馬戦がスタート。函館にもデビューを待つ素質馬が続々と入厩している。雨が降り続く中、浜田がまず向かったのは角居厩舎。トーセンビクトリーは父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー。重賞5勝トゥザグローリー、今年の皐月賞2着トゥザワールドの全弟という良血だ。

 大仲(控室)に迎え入れてくれた前川助手は「まだ環境になじめていないが、動きが柔らかく跳びも大きくて乗りやすい」と笑顔。ゲート試験を受けて、いったん放牧の予定。「じっくり仕上げたい」と、デビュー時期を決めずに調教を積んでいく。

 続いて藤沢和厩舎へ。カービングパスは新種牡馬ハービンジャーの産駒。作業を終えて対応してくれた大江原助手は「繊細な面はあるが、反応が良くて素軽い。いいものを持っている」とこちらも好感触だ。順調なら函館後半で初陣を予定している。11日に急死した半兄コディーノの分も頑張ってほしいと、浜田は思った。

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2014年6月13日のニュース