【取手・全プロ記念】まくり決めた浅井V「素直にうれしい」

[ 2014年5月19日 05:30 ]

スーパープロピストレーサー賞を優勝した浅井康太

 「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」の最終日が18日、取手競輪場で行われた。11R・スーパープロピストレーサー賞(SPR賞)は浅井康太(90期)がまくって優勝、賞金315万円(副賞含む)を獲得した。

 浅井が先頭の中部勢、脇本が先頭の近畿勢の対決が焦点。浅井が的確なレース運びで制した。前に入った神山のイン粘りも岩津の追い上げも「考えた展開の1つだった」(浅井)と冷静に対処。5番手確保からまくると11秒1の上がりタイムで脇本の先行をのみ込んだ。

 直前の地元・松阪記念は準決勝で落車欠場。「やや不安があるし(初戦を)走ってみて」という状態だったが、初日優秀を感触良く2着に粘ったのがSPR賞優勝につながった。このVが通算199勝目。「前回が悔しかったので優勝は素直にうれしい。連勝で200勝ならもっと良かったけど」。浅井らしい言葉で後半戦に弾みをつける優勝の喜びを語った。

 19日は第23回寛仁親王牌(7月18~21日・弥彦競輪場)の出場権、シード権を懸けた「第61回全日本プロ選手権自転車競技大会」(車券発売なし)が引き続き取手で開催される。

 ≪全プロ自転車競技大会の主な出場予定選手≫

 ▽スプリント…中川誠一郎(前年優勝者)、雨谷一樹、根田空史、金子貴志、河端朋之、井上昌己。

 ▽1キロタイムトライアル…坂本貴史、小松崎大地、永井清史、稲毛健太。

 ▽ケイリン…園田匠(前年優勝者)、菊地圭尚、神山雄一郎、飯嶋則之、後閑信一、芦沢大輔、桐山敬太郎、浅井康太、稲川翔、岩津裕介、合志正臣。

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