【まるがめ・MB記念】まくり一撃!鮮やか、松井シリーズ初勝利

[ 2013年8月29日 06:00 ]

シリーズ初白星をゲットした松井

 7月のオーシャンC(若松)でSG11Vを成し遂げた松井繁(43=大阪)が、2日目4Rでカド受けの5コースから気迫あふれるまくり勝ちを決めてシリーズ初白星ゲット。きょう3日目の2回乗りは7、12Rが出番。今年の獲得賞金ランクは4位と、毎年の大きな目標である年末の賞金王ベスト12は安全圏に入っている。余裕たっぷりのレース運びで自身初のSG連覇達成へ勢いをつける。

 7月のオーシャンCで松井は、外枠で臨んだ予選ラストの4日目2走を共にスタートタイミングコンマ02の1着で乗り切り、結果的に予選得点トップをゲット。そのまま頂点まで駆け上がった。今シリーズの2日目4Rは、あの再現とも思える、すさまじい気迫を披露。インが強いレース傾向も関係なく、スタートで先手を奪うと、そのまままくり切り先頭ゴールを果たした。

 後半10Rは全速戦が決まらず5着に敗れたが「足は周囲と大差ないと思う」と言い切った。初日12R「ドリーム戦」では新鋭の桐生と激しい3着争いの末、結果的にはパワーの差が露呈してしまい4着に敗れた。それでも、卓越した調整力でジワジワと足色を整えつつあるのはさすがだ。「(手応えは)昼も夜も変わらない」と松井。2日目を終了して得点率は6・33の15位タイと予選突破へまだ気が抜けない立場だが、持ち味である気合を前面に出す走りで力強く乗り切る。

 初日に続いて穏やかな水面コンディションで争われた2日目は、1コースが7勝。初日に比べればイン優勢の雰囲気は感じられなかったが、それでも十分に白い勝負服が幅を利かせていた。

 そんな状況で、パワーを引き出している斉藤、毒島、平石、今井らが気配通りに得点率上位を形成。格上のさばきを駆使している篠崎、瓜生、太田、池田、菊地、山崎らも安定した航跡を描いている。対照的に、主力クラスで苦しんでいるのは浜野谷、井口、岡崎、田村、今村ら。

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2013年8月29日のニュース