【新潟記念】併せ馬で圧倒!腕利き期待のニューダイナスティ

[ 2013年8月29日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=28日】午前5時の気温は19度。久々に目にした10度台の数字に、寺下は季節の変わり目を実感していた。開門直後の坂路。その涼しい空気を、かき消すような激しい追い切りに目を奪われた。

 新潟記念に出走する石坂厩舎2頭の豪華な併せ馬。連勝中のニューダイナスティが、重賞ホースのエクスペディションを手応えで圧倒し1馬身半先着。その動きに酔いしれた寺下は、ニューダイナスティを担当する日迫助手のもとへ。

 「若い頃は掛かるところがあったけど、覚醒した感じやな。状態はいいし、ハンデ(55キロ)もリーズナブル。重賞でも」と力をこめた。日迫助手はジェンティルドンナも手掛ける腕利き。「オープンの舞台に立てるようになった。これからはジェンティルとも比べられるようになるんやな」。自ら担当する年度代表馬の名前を持ち出したことからも、期待の大きさが感じ取れた。

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2013年8月29日のニュース