【日経賞】フェノーメノ横綱相撲!次は天皇賞・春か香港G1目指す

[ 2013年3月24日 06:00 ]

桜をバックに、フェノーメノ(左から2頭目)はカポーティスター(左)を叩き合いで突き放し日経賞制覇

 「第61回日経賞」が23日、中山競馬場で行われ、蛯名騎乗のフェノーメノが1番人気に応えて快勝した。

 5番手で完璧に折り合うと直線では粘るカポーティスターを1馬身半突き放す横綱相撲。「本格化といっていい。3歳秋の時点でも古馬の一線級と互角に戦ってきたが、どっしり構えられるようになったし、力強さが出てきた」と蛯名は振り返った。「きょうは負けられない一戦。ジョッキーが自信を持って、正攻法で勝ってくれた。さらに鍛えて3強に割って入りたい」。戸田師はオルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ゴールドシップに真っ向勝負を挑む構えだ。

 今後は天皇賞・春(4月28日、京都)か、同日の香港G1クイーンエリザベス2世C(シャティン)を目指す。「香港から選出の通知が来ているのでオーナーと相談して来週中に結論を出すが、私としては日本のレースを盛り上げたい気持ちがある」と、盾獲りへの意欲を語っていた。

 ◆フェノーメノ 父ステイゴールド 母ディラローシェ(母の父デインヒル)牡4歳 美浦・戸田厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道平取町追分ファーム 戦績10戦5勝 総獲得賞金3億3130万6000円。

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2013年3月24日のニュース