【セントウルS】ヴァーゴウ騎乗、哲三「…」が意味すること

[ 2012年9月6日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=5日】「まあまあエエ夏を過ごしたかな」。今夏を振り返った佐藤は「あとは重賞やね。せっかく続いてるんやから」と続けた。

 ここまで17年連続で重賞勝利中。その更新を狙いたい。8月に札幌で行われたエルムSは激闘だった。佐藤が手綱を取ったG16勝馬エスポワールシチーはローマンレジェンドを相手に首差2着だったが、菱田はこの時のレース後の佐藤のコメントと表情をよく覚えている。「敗戦談話という気持ちではしゃべれへん。しびれた」と“敗戦ではない”注釈を付けたのだ。道中に生じた不利と斤量差から、次の対戦での雪辱が可能と踏んだからだった。

 今週のセントウルSではエーシンヴァーゴウに騎乗する。「俺の中では前走の北九州記念(8着)は…5馬身くらいのロスがあった」。言葉を切った“…”の部分は“不利を受けた”ということ。巻き返しに期待だ。

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2012年9月6日のニュース