ダービー獲りへ“裏街道組”ロンドンに期待！

デビューから３戦無敗のロンドンアイ

　【地方競馬です！！】どのルートで東京ダービー（６月６日、フルゲート１６頭）に向かうか。当然、有力馬の多くは羽田盃（５月９日）→ダービーの王道を選択するが、今年はそれ以外のいわゆる“裏街道組”にも注目馬がいる。デビューから３戦無敗のロンドンアイ（牡＝川崎・長谷川）だ。

　特筆すべきは２戦目。後の京浜盃馬パンタレイを５馬身ちぎる圧巻のパフォーマンスを披露し、今年も有力３歳馬に多数騎乗する戸崎騎手を「間違いなく今年の３歳馬で上位に入る力の持ち主」とうならせた。その後はザ石やソエ（若駒特有の管骨の痛み）で順調さを欠き、クラウンＣはフルゲート１４頭の登録１５番目で出走を逃したが、必勝を期した復帰戦を快勝。きっちり賞金を加算し、１着にダービーの優先出走権が与えられる東京ダービーＴＲ（５月１１日）出走へ望みをつないだ。

　前走後は引き続き外厩のミッドウェイファームで坂路中心の調教を消化。「前走はまだ５割くらいの出来だったが、使って良くなったし今回は追い切りもきっちりやるつもり。ＴＲで勝てなきゃ本番に胸を張って行けないし、それだけの力がある馬だと思う」と長谷川師の期待も大きい。

　東京湾Ｃ２着以内馬、羽田盃５着以内馬、東京ダービーＴＲ１着馬。合計８頭が獲得するダービーへの確定切符。最後の１枚を巡る争いまで目が離せない。　（秋田　麻由子）