【オールスター】早川、地元で存在感アピール

[ 2012年4月27日 06:00 ]

 初日メーン12R「選抜予選」に地元勢では高橋貢と共に登場した早川清太郎(伊勢崎)が、パワフルに追い上げるレース内容で3着とまずまずの滑り出し。昨年末の川口スーパースターでは王座戦に進出(6着)、2月の山陽全日本選抜でも優出(8着)と着実にSG戦線で存在感を増してきている。地元若手の旗頭が、2日目10Rも自慢の追い足で厳しいポジションを克服する。

 初日12Rのメンバーでは明らかにスタート力で見劣る早川。案の定、1コーナーでは7番手と厳しいポジションだったが、いつの間にか3番手へ進出。ゴール前では2番手で粘る同期の金子に迫る勢い。「試走もレースも上滑りしていた」としながらも「エンジンはセッティングだけでレースをしたけど、初戦としてはまずまずだと思う」と戦える手応えに表情は明るかった。その上で「突っ込んでからのトルクがないし、まだ勝ち切るようなエンジン状態ではない。全体的にもう少し上積みを目指してセッティングを試していきたい」と課題を口にして、意欲的な作業に臨む構えだ。

 現ランク(S級7位)を考えれば、予選道中の8枠は避けられそうにない。2日目10Rもやはり大外だ。「(スタートは)頑張りますとしか言いようがない」と苦笑いの早川だが、冷静な追い込み策で勝利をたぐり寄せる。

 雨が予想された初日は1Rが濡れ走路、2~5Rと8、9Rが半乾き(ブチ)走路、6、7Rと10~12Rが良走路と不安定なコンディションで、どの選手もセッティングに頭を悩ませていた。初日12R勢ではエンジン状態なりに着順が形成された印象。浦田、金子、早川、浜野らはまずまずの動き。対照的に永井、高橋貢、有吉、森らは上積みが必要な状況だ。予選組では31期新人の青山が11R圧勝で大暴れの予感を漂わせた。さらに篠原、荒尾、田中茂、中村、東小野らの実力者も上々の気配だ。

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2012年4月27日のニュース