【フローラS】小島茂師“3人娘”で一発狙う!

[ 2012年4月18日 06:00 ]

フローラSへ3頭出しをもくろむ小島茂師

 東京開幕週のメーンはオークストライアルの「第47回フローラS」。3着までの優先出走権をめぐって激しい争いが予想されるが、そこに3頭出しをもくろむのが小島茂之調教師(44)だ。いずれも1勝馬で抽選待ちとなるが、これまでも牝馬で波乱を演出してきた同厩舎。抽選突破なら怖い存在となりそうだ。

 小島茂厩舎の牝馬あるところに波乱あり。ブラックエンブレムとプロヴィナージュで1、3着の08年秋華賞は3連単1000万馬券。クィーンスプマンテが逃げ切った09年エリザベス女王杯も3連単150万円超。3頭を登録したフローラSも虎視たんたんと一発を狙っている。

 <ラスヴェンチュラス>前走・フラワーCは出遅れと道悪で9着に敗れたが、今回と同じ舞台で牡馬を下した未勝利が好内容。上がり3F33秒7の末脚で前有利の流れを差し切った。

 小島茂師「前走は不完全燃焼だったが、おかげで回復は早かった。以前はフワフワしていたが、前走後は気持ちが乗るところが出てきた。今までより積極的な位置に行けるかもしれないね」

 前評判はラスヴェンチュラスが最上位だが、師は残る2頭にも高い評価を与える。

 <ターフデライト>デビュー戦V後に3戦続けて重賞に挑んだように期待は大きい。

 師「使い込んできているから調整は一番楽。きょう(17日)乗った感じでは前走より良さそう」

 <モエレマリーア>やや重で未勝利を勝ち上がり、新馬戦もやや重でロジメジャー(スプリングS3着)の3着。道悪を苦にしないのがセールスポイント。

 師「胴が詰まっていて走りも小さいから前走は距離がどうかと思っていたが、力を感じる勝ち方だった。雨が降ればなおいいし、ひそかに楽しみにしている」

 登録段階では1勝馬の出走確率は20分の13。3頭すべてが出走にこぎつけるには相当な運が必要だが、逆に1頭も出走できない確率はもっと低い。師は「何頭通るかは分からないが、それぞれが楽しみな馬」と力を込める。まずは木曜の抽選に注目だ。

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2012年4月18日のニュース