【福島牝馬S】クリアンサス、逃げれば…

[ 2012年4月18日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=17日】遅れてきた大物?先週日曜阪神5R・ヴァンセンヌの勝ちっぷりは、かなりのインパクトがあった。父ディープインパクト、母フラワーパークの超良血馬。火曜朝の調教スタンド、松永幹師を報道陣が取り囲んだのは自然な流れ。岡崎もその輪に加わった。

 「よく走ってくれました。でもまだまだトモ(後肢)が緩いんです。次をどこにするかは未定ですね」

 指揮官は期待馬の満点デビューに胸をなで下ろす。その後、話題は今週の福島牝馬Sへ。ヴァンセンヌの半姉クリアンサスが登場するのだ。ただし、過去3勝はすべて7F戦、9Fの距離はどうにも不安だ。狙いはどこにある?

 「確かに距離は長い。ただ、逃げた時はほとんど負けていないんです。この距離ならハナに行けるはずだし、うまくいけば…」

 なるほど“逃げ”では4戦3勝。昨年のマーガレットSでオープンVの実績もある。「状態はいいですよ。調教はめっちゃ動くし、この馬が走らないはずがないんです」。血の勢い、そして指揮官の熱い口ぶり…。一票投じる価値はある。

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2012年4月18日のニュース