【中山GJ】マジェスティ 8馬身ぶっちぎりV

[ 2012年4月15日 06:00 ]

<中山GJ>8馬身差Vを飾ったマジェスティバイオ

 J・G1「第14回中山グランドジャンプ」が行われ、単勝1・5倍の1番人気マジェスティバイオが後続に8馬身差をつけ圧勝。03~04年のブランディス以来2頭目となる中山大障害、中山GJ連覇を飾った。柴田大は昨年(マイネルネオス)に続くレース連覇となった。

 現役最強障害馬にふさわしい安定感だった。中団に構えて、高さ1・6メートルの大竹柵、大生け垣を楽にクリア。最終4角で馬なりのまま前に取りつき、直線突き放した。「手応えが全然違った。馬上で感心する強さ。今はもう(障害界に)敵なしですね」。柴田大は満面笑みで語った。

 田中剛師は騎手時代に春の中山大障害(中山GJの前身)を3勝。騎手、調教師双方での優勝は59年古賀嘉蔵氏以来53年ぶり。「自分で乗ってみたかった。中山大障害(12月22日)を目指して放牧に出すが、日本のコースに形態が似ているフランス、オーストラリアに遠征させるのが夢」と世界挑戦を思い描いていた。

 ◆マジェスティバイオ 父オペラハウス 母ハイグレードバイオ(母の父ヘクタープロテクター) 牡5歳 美浦・田中剛厩舎所属 馬主・バイオ 生産者・北海道平取町清水牧場 戦績24戦7勝(うち障害11戦6勝) 総獲得賞金2億6933万8000円。

 ≪戦い終えて≫
 ▼2着バアゼルリバー(小坂)前に馬を置かずにスムーズに運べた。手応えは良かったが、相手がそれ以上に伸びた。

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2012年4月15日のニュース