【皐月賞】絶好仕上げマイネルロブスト　機動力発揮

＜皐月賞＞文句なしの出来に仕上がったマイネルロブスト

　降り続く雨の中、マイネルロブストが絶好の仕上がりをアピールした。角馬場で入念に体をほぐした後、Ａ（ダート）コースへ。首をグッと下げ、力強く１周した。落ち着き払った中にも程よい気合乗り。黒光りした抜群の毛ヅヤが好調を物語る。騎乗した谷代助手にも笑顔がこぼれた。「いい感じだ。以前はうるさい馬だったが随分落ち着いていたね。おとなしくフワーッと乗れた。中間も順調に来ているし、この感じならリラックスして競馬に行けそうだ」

　昨年１０月の札幌２歳Ｓ（３着）は１着グランデッツァ、２着ゴールドシップから半馬身、首差の接戦。ＧＩ朝日杯ＦＳ２着。皐月賞と同舞台の京成杯は２着と現３歳屈指の機動力を備えている。前走・スプリングＳ（７着）は道悪が全てだった。「後はこの雨が早くやんで、馬場が回復してくれれば。能力的には差がないはずだから」と同助手は祈るような思い。内が荒れ、中～外を差す馬が伸びた土曜の中山競馬。幸い、１５日は朝から晴れと回復傾向。芝が乾けば乾くほど、強烈な決め手を秘めるロブスト浮上の期待が膨らんでくる。