【阪急杯】アンノルーチェ、きつい性格は父以上

[ 2012年2月24日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=23日】「戦場に行くようなもんや」と勝負師は井上に笑顔を向けた。阪急杯にアンノルーチェを出す田島師だ。デビュー戦では「鞍を置かせない」ほどヤンチャだった。「蹴ったり立ち上がったり。最近はちょっとマシになったけど稽古も周りに馬が少ないBコースでしかやれない」と苦笑い。父サッカーボーイ以上のきつい性格。騎乗する騎手は馬との戦いになる。

 「やっぱりまず気持ちで馬に勝たないと。馬は(背中で)人をよく見るから」と騎手時代に必殺仕事人の異名を取ったダービージョッキー(71年ヒカルイマイで皐月賞&ダービー2冠=23歳7カ月は当時史上最年少ダービーV)は続ける。

 前2走とも2桁着順だが破壊力を秘めている。「1400メートルでも前に壁をつくりながら競馬ができたらひょっとしたらひょっとして。まあ、ひょっとせんと思うけど」と笑った。

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2012年2月24日のニュース