【ステイヤーズS】ミスターX キッツ地力信頼

[ 2011年12月3日 06:00 ]

 中山メーン11R・スポニチ賞ステイヤーズS(G2)は、G1馬マイネルキッツの地力を信頼。昨春の日経賞以来、勝ち星から遠ざかっているが、得意な長丁場のG2戦なら力が抜けている。

 3000メートル長の舞台はG1天皇賞・春のみだが、初のG1挑戦だった09年でいきなりV。当時は重賞未勝利だったが、距離適性を味方にビッグタイトルを手に入れた。翌10年も2着と安定した走りを披露。今年は6着に敗れたが、出入りの激しい展開を先行して最後まで粘った内容は評価できる。現役屈指のステイヤーの資質の持ち主だ。

 前走の京都大賞典(7着)は前半からペースが上がらず苦手な瞬発力勝負になり、持ち味を生かせなかった。その点、上がりの掛かりやすい中山コースに替わるのは歓迎だ。昨年春の日経賞V以来だが、ここまで7戦連続で掲示板を確保している舞台。当地で経験した最長距離の芝2500メートル戦は09年日経賞2着、同有馬記念5着、10年日経賞1着と好成績を残している。

 キッツにとって最も条件がそろった舞台。G1馬の力で年下馬をねじ伏せる。

 3連単(9)1着固定で相手(1)(2)(4)(5)(7)(8)の30点。

 阪神メーン11R・鳴尾記念(G3)は、強力な3歳馬の中からレッドデイヴィスを指名。年明けのシンザン記念は桜花賞馬マルセリーナ(2着)、3冠馬オルフェーヴル(3着)を抑えてV。続く毎日杯でも、好位から危なげなく抜け出して完勝。ポテンシャルの高さは間違いなく世代上位だ。約7カ月ぶりの実戦でもじっくりと乗り込んで仕上がりに不安はない。いきなり能力全開だ。

 3連単(13)1着固定で相手(2)(10)(11)(12)の12点。

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2011年12月3日のニュース