【JCダート】エスポワールシチー究極仕上げ!

[ 2011年12月3日 06:00 ]

<JCダート>逆転に向け、万全の態勢を整えたエスポワールシチー

 一昨年の覇者エスポワールシチーは坂路1本(4F63秒4~1F15秒3)を軽快に上がった。四肢をしっかりと伸ばしつつも、無駄な力は入っていない。心身共にピークの状態にあるとみていい。「追い切った後も変わらず順調。ここまでは思い通りに来た。先のレースのことは考えず、ここ一本に絞っての仕上げだよ」と安達師。今年の大目標とも言える一戦。隙のない仕上がりに指揮官は目を細めた。

 ようやく納得のいく状態で使うことができる。昨年秋、ブリーダーズCクラシックへと遠征したが、帰国後、長くその疲れを引きずってきた。復帰戦の名古屋大賞典を勝つには勝ったが、絶好調時にはほど遠い出来。使いながら、やっとこの馬らしさが戻ってきた。「今春は状態が良くなかった。徐々に戻って、みやこSが久々に強い勝ち方。今は一昨年にジャパンCダートを制した時に近い状態にある。この出来でレースを迎えたい」と安達師は語る。

 佐藤は「今のJRAのダート王者はトランセンド。だがこちらも王者の胸を借りることができる態勢になった」とライバルに敬意を表しつつ、パートナーの状態の良さを表現した。逆転に向け、万全の態勢は整いつつある。

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2011年12月3日のニュース