【マーメイドS】セラフィック11秒8「半端じゃない出来」

[ 2011年6月16日 06:00 ]

<マーメイドS>坂路を単走で追い切るセラフィックロンプ

 昨年2着セラフィックロンプが絶好の気配だ。朝一番に坂路で4F52秒5~1F11秒8とパワフルな脚さばき。特にラストの反応の良さが光った。武藤師は「この馬のタフさには頭が下がる。輸送があるので控えめにしたけど、全くの馬なりでラスト11秒台。半端じゃない出来。凄くいいね」と笑顔がこぼれた。

 3月中京記念(12着)の後は条件の合うここ一本に絞った。昨年は自然体でハナに立ち、ゴール寸前まで粘って2着。指揮官は「前回の小倉は馬場が悪くて持ち味が生きなかった。できれば、いい馬場でやりたい。逃げ?むしろ好位のインで脚をためる形がベスト。阪神2000メートルの内回りは理想。ハンデ(56キロ)も想定の範囲内」と手応えを得ている。一時は引退の話もあったが、新たな勲章を目指して現役続行。「力を出し切れば、恥ずかしい競馬にはならないと思う。1年繁殖入りを延ばした分、頑張ってほしいね」。武藤師は3度目の重賞Vを視界に入れている。

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2011年6月16日のニュース