【クイーンC】イングリッド“暴走”阻止へ秘策も!?

[ 2011年2月10日 06:00 ]

単走で追い切るイングリッド

 【東西ドキュメント・美浦=9日】「想定次第では木曜から東京に行こうかとも考えている」。クイーンCに登録しているイングリッドの加藤征師を取材していた岡本は、思わず手元の資料を確認した。1勝馬のイングリッドは抽選対象。木曜午後の抽選で除外になれば輸送が水の泡となる。そのリスクを覚悟で早めの輸送を検討するという姿勢に、並々ならぬ勝負気配を感じた。

 新馬戦を完勝。その内容からフェアリーSでは3番人気に推されたものの、14着に敗れた。敗因はテンションが高かったこと。この日の追い切りは南Wコース単走で6F84秒0~1F13秒1。動きには「順調」と目を細めた師もテンションについては「ギリギリだね」と苦笑いを浮かべた。水曜段階の想定では1勝馬の出走確率は9分の7。落ち着いてレースに臨めるかが最大のポイントとなるだけに、師の決断が注目される。

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2011年2月10日のニュース