【京都記念】シャンティ5馬身先着!欧州制圧へいざ始動

[ 2011年2月10日 06:00 ]

安藤勝騎手を背に坂路でモンテクリスエス(右)と併せるダノンシャンティ

 これぞG1馬の動きだ。ダノンシャンティは坂路でラスト1Fからグイッと伸びると、併せたモンテクリスエス(6歳オープン)に5馬身の先着。全体時計も52秒0と文句なし。騎乗した安藤勝のジャッジも上々だ。「馬の感触は去年の春よりいい」。超ハイレベルと言われる4歳世代。その中でも「日本レコードで走ったことがあるのは、シャンティだけ」と松田国師もプライドをにじませた。

 始動戦がここになったのも、指揮官の深い考えあってのことだ。「千六の京都金杯で凄いパフォーマンスを出せることは分かっているけど、夏は欧州、秋は天皇賞を狙う馬。千六にこだわると、向こうの千六では勝てないんです。メンタル面を考えて、常に長い距離から使っていくのが厩舎の形ですから」。その口調は自信に満ちていた。

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2011年2月10日のニュース