【西王座戦決勝】MVPで自信!村上弟、初V

[ 2011年2月7日 06:00 ]

西王座戦で優勝し、声援に応える村上博幸

「東西王座戦」決勝

(2月6日 豊橋競輪場)
 G2「第10回東西王座戦」の決勝戦は6日、豊橋競輪場で行われ、西決勝は村上博幸(31=京都・86期)、東決勝は武田豊樹(37=茨城・88期)が優勝。それぞれ賞金895万円(副賞含む)を獲得した。村上博の王座戦優勝は初、武田は昨年の玉野に続き連覇を飾った。また、東西決勝の1~3着に入った6選手はG1「第62回高松宮記念杯」(6月2~5日=前橋)の初日特選のシード権利を獲得した。

 10年のMVP・村上博幸が11年初のビッグ決勝を制覇した。「自分でも怖いぐらいに落ち着いて走れている」。無我夢中で走った昨年末のグランプリを優勝したことによる自信。今年初戦の地元・向日町記念優勝に続いて今大会でもグランプリユニホームの責任をきっちり果たした。

 レースはいつものように尊敬する兄・義弘の後輪に集中するだけだった。兄がまくると「坂本健の自転車の動きをよく見て、兄が浮いたので」坂本健にスイッチし、直線一気に追い込んだ。決勝で対決した坂本兄弟(健太郎、亮馬)に対しては「兄弟で走る難しさは僕もよく分かっています」と当事者にしか分からない気持ちも語った。

 「今はグランプリを獲ったことによる勢いがある。まだまだ追い込み型として勉強することはたくさんある。次のダービー(3月1~6日=名古屋)に向けて頑張る」。村上博の次の目標はダービー連覇になる。

 ◆10R西王座戦VTR 吉田―加藤―小嶋で前へ。その上を村上義―村上博が打鐘で叩くと、坂本亮―坂本健が最終Hからカマして主導権。小川は8番手で不発。2角3番手から村上義がまくると坂本健がブロック。村上博が坂本健後位に切り替えG前追い込んでV。

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2011年2月7日のニュース