「持ってる」中野省吾、船橋初の新人王に注目

[ 2011年1月28日 06:00 ]

新人王争覇戦を制した船橋の中野省吾騎手

 【地方競馬です!!】“持ってる”のは斎藤佑樹投手だけじゃない!競馬界の“持ってる”新人王にも注目だ。

 17日に高知競馬場で行われた「第25回新人王争覇戦」で優勝した中野省吾騎手(19=船橋・渡辺薫)。船橋勢としても初優勝という快挙で、全国にその名をアピールした。「同期には負けたくなかったし、狙い通り優勝できてうれしい」と素直に喜びを語る笑顔はまだあどけないが、侮るなかれ。レースになれば勝ち星を量産し、デビュー2年目の昨年は35勝。27日時点で通算47勝は南関同期デビューの7人で最多を誇る。ライバルたちを抑え「技術はまだまだだけど、僕は“持ってる”のかもしれないです」と自らちゃめっ気たっぷりに宣言するように、ここぞというときにはきっちり決めてきた。

 3年目の今年は年間50勝と重賞初騎乗が目標。通算50勝という減量マークが取れる数字も近づいており、あらためて先輩騎手と同じスタートラインに立つ大事な年でもある。「1年目はただがむしゃらに乗っていたが、2年目はいい方にがむしゃらさが出せるようになったと思う。3年目の今年はゲートが凄くうまくなりたい」と、ひたすら真っすぐに上を目指す。 (秋田 麻由子)

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2011年1月28日のニュース