【凱旋門賞】惜しい!ナカヤマフェスタ2着!

[ 2010年10月3日 23:27 ]

凱旋門賞で2着でゴールする蛯名正義騎乗のナカヤマフェスタ(手前)

 欧州競馬の最高峰「第89回凱旋門賞」(フランスG1、芝2400メートル=出走20頭)が、現地時間の3日(日本時間同日)、パリ郊外のロンシャン競馬場で行われ、日本から参戦しナカヤマフェスタ(牡4=二ノ宮)は2着、ヴィクトワールピサ(牡3=角居)は7着に敗れた。

 1着はR・ムーア騎乗のワークフォース(牡3=英国、M・スタウト)で、勝ちタイムは2分35秒30(不良)だった。

 レースは20頭一団で進み、ナカヤマフェスタは中団の外よりを追走。直線では今年のイギリスダービー馬・ワークフォースとの叩き合いに持ち込んだが、アタマ差及ばなかった。

 最終コーナー手前では、内から弾かれ前が詰まる不利。相手との斤量3・5キロ差も結果に響いた形となり悔しさ一杯の2着惜敗。日本馬が2着になったのは1999年のエルコンドルパサー以来。日本競馬史に金字塔を打ち立てるまであと一歩だった。

 ヴィクトワールピサ(牡3=角居)は後方追走から直線勝負も伸び切れず、7着に終わった。8位入線後に7位入線馬が審議対象となり、順位が繰り上がった。

 ▽蛯名正義騎手の話 勝ちたかったが、いい競馬はできたと思う。自分も舞い上がらずに集中して騎乗できた。4歳なのでもう一度挑戦したい。

 ▽武豊騎手の話 残念でした。前がごちゃついていて、レースをスムーズに運べなかった。最後の直線で外に出して、伸びてくれると信じていましたが、じわじわとしか…。

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2010年10月3日のニュース