12年7月から「女子ケイリン」実施へ

[ 2010年10月1日 06:00 ]

 JKAの下重暁子会長は30日、東京都千代田区の同事務所で記者会見を行い、2012年7月から「女子ケイリン」が実施される見通しになったことを発表した。経済産業省に認可申請中で、これが通り次第、正式発表となる。女子競輪は48年から行われていたが64年に廃止されていた。復活となれば48年ぶりとなる。

 選手数は35人程度を予定、開催方式は現行のF1、F2で1日2レース行い、男子が10レースとなる。開催数は導入当初は月3~4節、開催場は後日発表。レースは7車立てで実施、また競走規則は世界選手権などのUCIルールが採用される。車券発売は現行の7賭式を実施予定。賞金体系に関しては「女子選手に魅力ある賞金」(下重会長)を現在検討中。
 選手募集は来月以降に募集要項を公示、一般入学試験と特別選抜入学試験が11年1~2月に日本競輪学校(静岡県伊豆市)で行われる。合格した生徒は11年4月から12年3月まで同校を主に周辺施設で養成。同4月に選手登録後、同7月に女子ケイリン選手としてプロデビューする。なお「女子選手による競輪競走」に使用する愛称を公募する(競輪ホームページ参照)。
 また、日本と韓国のトップ選手による「日韓競輪」が早ければ11年3月、JKAが「新たな時間帯」と表現する“ミッドナイト競輪”が早ければ11年4月に実施される見通しも併せて発表された。

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2010年10月1日のニュース