川崎競馬からCDデビュー 前住騎手本業も注目

[ 2010年10月1日 06:00 ]

CDデビューする前住和寿騎手

 【地方競馬です!!】川崎競馬から異色の歌手がCDデビュー。「前住“マイケル”和寿」こと前住和寿騎手(25)だ。世界的歌手の故マイケル・ジャクソンさんに顔が似ているから“マイケル”。17日に行われる「川崎競馬秋まつり2010」でライブを行うとともにCDも発売。ライブでは自ら作詞、作曲した「センチュリープラント」ともう1曲を披露する。

 100年に一度咲く花をイメージした同曲は、前住騎手自身の経験をもとに「一度挫折した人間が再び夢と希望を持つまでを表現した」という。騎手デビューから8年。厳しい勝負の世界で挫折し、騎手を辞めようと思ったこともあった。「今でも常に迷う。でも自分にはこれしかないと思う」と前住。歌で自分を表現することは、精神的なバランスを保つことにも役立っているという。
 CDデビューと重なるように、競馬でも素晴らしい出会いがあった。芸名にちなみ、オーナーが名付けた牡の2歳馬ジャクソンライヒだ。9月28日の特別レースを逃げ切って新馬戦から2連勝。「ソエが出たり物見したりと、まだ未完成な部分が大きい。(JBCスプリントに出走した)キングオブライヒのように先々に夢を見ちゃうね」と期待を寄せる。騎手、そして新たに歌手としての道を進む前住のこれからに注目だ。(秋田 麻由子)

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2010年10月1日のニュース