池田 好仕上がり!地元エース奪回だ

[ 2009年12月28日 06:00 ]

 地元で4年ぶりSG制覇へ。SG「第24回スーパースター王座決定戦」が27日、船橋で開幕し、池田政和(36=船橋)がTR初戦11Rを快勝。早くも好仕上がりをアピールした。05年スーパースター以来となるSG制覇を地元船橋で達成すべく、2日目12Rの8枠も気合で克服する。また、初日12Rは高橋貢が6周3コーナーで永井大介をさばいて制した。

 注目のTRオープニングレース、初日11R。池田が5周3コーナーで逃げる有吉を逆転して先頭に躍りでる。勝負の分かれ目は2周3コーナーにあった。2周1コーナーで2番手を奪ったかに見えた池田だったが、さすがに豪華メンバーによる一戦。岡部と岩科が池田の内懐に飛び込もうと勝負を懸けてきた。それでも「あそこ(2周3コーナー)で引く気はなかった」と強気な姿勢を崩さず外から抑え切り、完全に有吉を追撃する態勢を整えたのだ。
 「力強さがあって伸びは強め。その分だけ手前はやや抑え気味の感触だったが、このままの状態で(2日目を)乗ってから調整を考えたい」とレース後は落ち着いた表情で自分のパワーを評価していた。
 99年11月の日本選手権(川口)を皮切りに05年スーパースターまで約7年でSG8Vの実力者だが、近況は同じ船橋支部の後輩、永井に押されっぱなし。それでも「スタートでまだ浮いてしまうのでクラッチ板のセットを換える」とタイトル獲りへ気合十分。きょう2日目は不得意な雨走路の不安がつきまとうが、強い気持ちで初戦を制しただけに流れを呼び込むはずだ。
 TR1回目で1着とアドバンテージを得た高橋貢も、池田同様に着順通りのパワーできょう2日目以降の戦法に余裕が生まれそうだ。田中茂に加えて展開の不利あった平田と荒尾もエンジンに手応えを感じていた様子。さらに永井、片平、岩科、岡部、有吉、早川も調整を合わせられれば上位を争える気配だ。一方、SG3連覇が懸かる木村を含めて佐々木、浦田、森、中村は上積みが必要な状況だ。

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2009年12月28日のニュース