【スイートピーＳ】樫権利へ畠山吉師の“３人娘”

　【東西ドキュメント　美浦２８日】オークス最終トライアル・スイートピーＳに３頭の登録を済ませた畠山吉厩舎に、小田の足は自然と向いていた。桜花賞（１０着）に挑んだサクラミモザ、ダートで２勝のポルカマズルカは出走ＯＫ。福島で待望の初白星を挙げたマイネプリンセスは抽選待ちだ。特にミモザへの畠山吉師の思いは熱い。美浦～阪神の長距離輸送もクリアして２キロ増。「もう少し走れると期待していたけど…。当日の阪神は外を通った馬ばかりが伸びた。東京の芝はいいし、あの１走であきらめたくない」。オークスも見据え、結果が欲しい。

　ポルカは初の芝挑戦。「祖母がダンシングキイという良血。芝を試すにはいい機会」と師はキッパリ。プリンセスは「調教はずっとミモザ、ポルカと同じぐらい走っていた。何とか出走を」と抽選突破を願った。畠山吉師が送る“３本の矢”に小田も「要警戒」とノートに記した。