MBS・前田春香アナ　「ダンロップフェニックス」で感じた経験　現場だから見える景色を伝えていきたい

「ダンロップフェニックストーナメント」前夜祭の司会は身の引き締まる“任務”でした
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　2022年も早いもので1カ月を切りましたね。「あっという間」とつい口にしてしまいますが、1月にあったことを思い出すと遠い昔のようにも感じられます。アナウンサー2年目の今年は1年目以上に「初めて」を経験でき、駆け足で少し息切れをしながらも、充実感とともに過ぎ去っていきそうです。

　そんな初めての仕事の一つに、11月に宮崎県で行われた「ダンロップフェニックストーナメント」前夜祭の司会がありました。大会は毎日放送などが主催し、今年で49回目を迎えるゴルフトーナメント。国内・海外からトッププロが宮崎に集結し、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。

　華やかなドレスに身を包み、シャンデリアが天井を占める大会場で行われた前夜祭。200人近くの出場者や関係者を前に、選手紹介をしたり、選手に直接インタビューしたりと身の引き締まる任務でした。トッププロを間近にするという規模の大きい環境の中で司会を担当することができて、とても気持ちよかったです。

　そして次の日には、試合が行われるコースやプロのショットを初めて直接見ることができました。テレビ上では平面に見えがちなグリーンが近くで見ると傾斜が大きかったり、スイングがあまりにも速すぎて、素人の私にはボールが飛んでいくのが見えなかったりと、直接見ないと分からない迫力を体感することができました。

　この経験を通して、ゴルフにかかわらずとも、画面上で見える景色と実際に見える景色の違いに気付き、リポートを通して伝えていくことが大切な役割だなと感じました。現場に赴き、知らない世界を知ることが今は何よりも楽しいです。

　◇前田　春香（まえだ・はるか）1998年（平10）5月23日生まれ、北海道出身の24歳。慶大法学部卒。2021年、MBS入社。特技は牛の乳しぼり、雪かき、旅先での防犯対策。座右の銘は「千里の道も一歩から」。担当番組に「せやねん！」「よんチャンTV」ほか。