3年目は仙台で幕開け 工藤静香 東京フィル約50人と“響”演「一曲でも心に届けることができたら」

[ 2026年3月16日 05:00 ]

オーケストラの前で歌う工藤静香
Photo By 提供写真

 歌手の工藤静香(55)がオーケストラを率いて歌う「プレミアム シンフォニックコンサート」の全国ツアーが15日、宮城・仙台サンプラザで開幕した。東京フィルハーモニー交響楽団所属の約50人のオケを連れ、往年のヒット曲から最新曲まで14曲を披露。1500人の観客が工藤の美声と幻想的な空間に酔いしれた。

 中盤にヒット曲「Blue Velvet」「慟哭」をしっとりと歌い上げると、この日一番の盛り上がりを見せた。バンド演奏をバックに情熱的に歌い上げる通常のライブとは違い、弦楽器や管楽器から奏でられる重層的なハーモニーに、繊細で伸びやかな歌声を乗せた。中島みゆき(74)のバラード「ヘッドライト・テールライト」のカバーも披露。荘厳な世界観に感動して涙を流すファンの姿も見られた。

 リハーサル時から指揮者ら、楽団員とコミュニケーションを取って音を作り上げ「バンド演奏はレールの上をしっかり進むイメージですが、オーケストラは豪華客船のよう」と普段との違いを説明。「客船の中で揺れながら音を集めて歌う感覚。いろいろな表現ができるので、自分にとっても刺激になるコンサートです」と貴重な機会に感謝した。

 2024年に世界遺産の奈良・薬師寺で、初めてオケをバックに本格的なライブを行った。ポップスとクラシックが融合したステージは評判を呼び、翌25年は3都市でのツアーとして開催。3年連続となる今年は7都市に規模を拡大し「また来年もできたらな」と早くも次回を見据えた。

 公演中には、約2年前から工藤に手紙を送り続けているというファンの少女を見つけ「やっと会えたね」と涙を流す場面もあった。終演後は、総立ちで拍手を送る観客に3回のカーテンコールで応え「私の歌でまた頑張ろうと思ってもらったり、一曲でも心に届けることができたのなら大成功です。またこうして皆さんと思い出をつくることができたら」と再会を約束した。 (吉澤 塁)

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