「ばけばけ」錦織モデル西田千太郎 没後130年 クラファン目標達成「友一」に込めた思い OA偶然

[ 2026年3月16日 04:00 ]

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の錦織友一役のモデルとなった島根の教育者・西田千太郎の旧居…「まちなかプラン」公式X(@@Machinaka_plan)から

 女優の髙石あかり(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で、俳優の吉沢亮(32)が好演した“第3の主人公”錦織友一役のモデルとなったのは島根の教育者・西田千太郎。今月15日が命日で、没後130年の節目を迎えた。

 「バイプレイヤーズ」シリーズやNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」など会話劇に定評のある、ふじきみつ彦氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算113作目。松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日常を描く。

 第115話(3月13日)、錦織は親友レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の作家魂を焚きつける「リテラリーアシスタント(創作活動の手助け役)」としての最後の仕事を果たし、新著「東の国から」が完成。ヘブンから届いた本を開き、扉に書かれた英文が目に入ると、錦織は微笑んだ。

 「TO NISHIKOHRI YUICHI IN DEAR REMEMBRANCE OF IZUMO DAYS(出雲時代のなつかしいおもいでに 錦織友一へ)」

 西田は八雲とセツさんの媒酌人も務めた、公私にわたる親友。結核を患い、1897年(明治30年)、34歳の若さで天に召された。

 ふじき氏は「吉沢さんとトミーさんが演じる錦織とヘブンの関係性は、僕も本当に大好き。脚本を飛び越えた分厚い友情が伝わってくるのは、お二人のおかげです。錦織とヘブンのことをもう書けないのは残念で仕方ないですが、2人の友情はいつまでも消えない。その思いも込めて、錦織はヘブンにとって“一番の友達”ということで“友一”という名前を付けました」と役名秘話。「東の国から」の献辞は実際に「出雲時代のなつかしいおもいでに 西田千太郎へ」と書かれており「2人の関係性を表すのに、これ以上の言葉はないので、『ばけばけ』でも使わせていただきました」と明かした。

 西田の命日に際し、制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサー(CP)は自身のSNSで「偶然にもドラマで錦織さんを見送った直後の週末。吉沢亮さんの圧巻の熱演で、西田千太郎のことが掘り起こされるきっかけになったのではと思います」。その最期を描いて“錦織ロス”が広がった回は、図らずも命日の2日前にオンエアされた。

 西田が18歳から亡くなるまで過ごした旧居(松江市新雑賀町)は築157年。「一般社団法人まちなかプラン」が保全・修繕のためのクラウドファンディングを実施し、今月11日に目標の300万円を達成。“ネクストゴール”の500万円も突破している。

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