【王将戦】藤井聡太王将を追い詰めた永瀬拓矢九段 藤井は本当に追い込まれた?立会人の中村九段が見解

[ 2026年3月8日 15:15 ]

<第75期王将戦・第5局 第1日>初手を指す永瀬九段。右は藤井王将。奥の右から2人目が立会人の中村修九段(撮影・河野 光希)
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 藤井聡太王将(23)=名人など6冠=に永瀬拓矢九段(33)が挑む第75期王将戦(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)7番勝負第5局は8日午前9時、永瀬の先手で1日目が始まった。戦型は相掛かりへ進み、午後3時までに36手進んだ。

 ここまで藤井の1勝3敗で迎え、19度目の2日制タイトル戦で初のカド番となった。7日の対局場検分後、「内容が良くないことが結果に出ている。精神的に良好と言えないところが正直ある」と語った。スコア的に追い込まれているのは藤井だが、立会人で王将2期の中村修九段(63)は「永瀬九段が今までと同じように指せるのかにも注目している」と自らの経験を踏まえ、見どころを指摘した。

 藤井との過去6度のタイトル戦全敗。その永瀬が2差を付けて藤井からの奪取へ王手をかけている。

 中村が思い返すのは1985年度の第35期。当時王将や名人を含む3冠の中原誠十六世名人に挑み、開幕3連勝した。「3連勝した後、2連敗して“これはダメだ、史上初か”と思いました」。3連敗4連勝は2008年度竜王戦、当時竜王の渡辺明九段が挑戦者の羽生善治九段相手に達成したのが最初。その20年以上前、先に王手をかけたのに史上初の不名誉が頭をよぎったそうだ。

 第35期は3勝2敗で迎えた第6局で中村が勝利し、初タイトル。当時23歳、六段での王将獲得も初めてだった。

 「永瀬九段は(4月からの)名人挑戦がなくなって、王将戦に本腰を入れざるを得なくなった。特に気合が入っていると思います」

 一方、藤井の午前中については「じっくり駒組みをして相手にポイントを取られないように、と。“2日目午前中から勝負”でしょうか」。ここまで4局の反省を踏まえての選択だろう。1日目から指し手が進み、終盤戦突入もある現代将棋とは趣の異なるじっくりした戦いを予想した。

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