小椋佳 大物歌手に書き下ろした曲を美空ひばりが「全部私がもらうわ」“昭和の歌姫”の覚悟とは

[ 2026年1月20日 12:39 ]

小椋佳
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 シンガー・ソングライターの小椋佳(82)が、19日放送のBS12トゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」(月曜後9・00)にゲスト出演。歌手・美空ひばりさん(1989年死去、享年52)との思い出を語った。

 自身の音楽のルーツについて、小椋は演歌歌手・三橋美智也さんの名前を挙げ、「僕は小学校5年、6年はもう三橋美智也さんに憧れて、シングル盤は全部買ってもらいました」と回想。「自分の歌は自分で書いても覚えてないのに、あの頃の三橋美智也さんの歌は全部覚えてます」と振り返った。

 そして晩年、その三橋さんから「次の自分の最後のLPで、小椋佳さんの曲を歌いたい」とオファーがあった。半年をかけ、渾身の12曲を制作したが、レコーディングの2曲目で三橋さんは「もうダメだ」と断念した。その理由を小椋は「小学校の時に憧れてた三橋美智也の歌い方と音域で作ってた」といい、三橋さんは「残念ながら小椋佳さんの歌を歌えない」とあきらめた。

 しかしキングレコード所属だった三橋さんに書き下ろした12曲は、「うちがもらう」と日本コロムビアが引き取った。そこでは、金沢明子ら民謡歌手が2曲ずつ歌うという企画が進行したが、途中で芸能生活40周年記念アルバムを作るという美空さんが「この歌、全部私がもらうわ」と告げたという。

 小椋は「“旅ひととせ”っていうLPになりました」と明かし、「レコーディングはあんまり行けなかったけど、さすがだと思いました。あれだけの偉大な天才歌手は、レコーディングとなると覚悟が違う」と感心。美空さんは自宅であらかじめ「2、300回」歌い込んでいた。

 そのため「全部身の内に入れてレコーディングスタジオに来ます」といい、「他の若い人は2、30回歌って、その中からいいとこだけを(編集で)つまみ食いをする。美空さんは1曲を3回だけ」と解説。「オーケストラと同時録音の時代からやってる人。テープでいいとこ取り、つまみ食いをする時代じゃない。そういう時代から歌って来た人だから、凄かった。やっぱり覚悟がね」と懐かしんでいた。

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