尾上右近 来年は八変化&大河で足利義昭役 両立に自信満々「大丈夫です」

[ 2025年12月10日 19:12 ]

「蜘蛛絲梓弦」取材会で8役をアピールする尾上右近
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 歌舞伎俳優の尾上右近(33)が10日、都内で「壽 初春大歌舞伎」(来年1月2日初日、東京・歌舞伎座)の昼の部「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」の取材会を行った。女郎蜘蛛の精が武士の命を狙う物語。右近はクモがなりすます女童や薬売りなど8役を演じ、早替えを行う。「歌舞伎座を縦横無尽に走り回れるというのは、歌舞伎俳優としては幸せなこと」と演じる喜びを口にした。

 市川猿之助(50)がやっていた6役の「蜘蛛絲梓弦」を見て憧れ、10年来演じることを夢見てきた。今回は「薬売り研作」「太鼓持栄寿」など、本名や役者紋等、自身にまつわる役名も交えた8役となる。8役を演じるのは極めて異例の挑戦。「平井保昌以外は人間の姿を借りたクモなので、共通した怪しさがある。不気味さが軸。その上で歌舞伎の役柄紹介のようなこともできる作品役者の変化を楽しんでもらえる」と見どころを語った。

 この日は、来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で足利義昭を演じることが発表された。「これまで個性的な俳優さんがやられてきた役なので、どういう脚本が来るのか凄く楽しみにしていました。人間味のある役として作っていただいたので、それは新しい。人間らしく演じることが新しく見えるなんともいとおしい役」と解説した。

 大河で義昭を演じるにあたっては、23年の大河「どうする家康」で演じた古田新太(60)にも話を聞きに行った。当時、古田が演じたのは白塗りの義昭。「僕の義昭はまともです」と古田に明かしたところ「なんだ頭おかしくないだ」とガッカリしていたという。

 オファーを受けたのは新作歌舞伎「刀剣乱舞」で足利義輝を演じていた時のこと。「(義昭と義輝の)2人は兄弟で、何かご縁があるんだなと。しかも決まった段階で京都にいたので、足利家の菩提寺にも行きました。いつも思うのですが、役者は役を選んでいるのではなく、選ばれているんだなと凄く思いました」と思いをはせた。

 多忙な日々を送り、歌舞伎、大河と両方の仕事をこなしていく。両立への不安を問われると「大丈夫です。大丈夫です。大丈夫ですよ。どっちもやりますよ」ときっぱり。「有名になる」という目標にむけて、来年もさらにまい進していくつもりだ。最後は「あなたの心をクモの糸でからめ捕ります」と演じるクモにかけて意気込んだ。

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