三谷ドラマ「もしがく」激似?冒頭3分半 小栗旬が恩師・蜷川幸雄氏役を体現「相槌の打ち方一つ」映像研究

[ 2025年12月10日 22:54 ]

“水10”「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」第10話。蜷川幸雄(小栗旬)は久部三成に熱く演劇論を語り…(協力・ニナガワカンパニー)(C)フジテレビ
Photo By 提供写真

 三谷幸喜氏(64)が25年ぶりにゴールデン・プライム帯(午後7~11時)の民放連続ドラマの脚本を手掛けるフジテレビ“水10”「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(水曜後10・00)は10日、2週間ぶりに第10話が放送され、前回(第9話・11月26日)サプライズ出演を果たした俳優の小栗旬(42)が引き続き登場した。冒頭約3分半にわたり“世界のニナガワ”こと日本を代表する演出家で恩師の蜷川幸雄氏役を熱演。SNS上には「似すぎw」「小栗旬演じる蜷川幸雄の貫禄」「タバコの持ち方がそっくり」などの声が上がり、反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷氏の青春時代の思い出を題材にした完全オリジナルストーリー。民放GP帯の連ドラ脚本は2000年7月期のフジテレビ木曜劇場「合い言葉は勇気」以来。主演は菅田将暉、共演は二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波らと豪華キャストが顔を揃えた。

 菅田は成功を夢見る演劇青年・久部三成役、二階堂はミステリアスなダンサー・倖田リカ役、神木は“三谷青年”をモチーフにした新人放送作家・蓬莱省吾役、浜辺は渋谷にひっそりと佇む八分(はっぷん)神社の巫女・江頭樹里役を演じる。

 第10話は「さらば八分坂」。久部三成(菅田将暉)は憧れのカリスマ演出家・蜷川幸雄(小栗旬)と対面した。

 蜷川「演劇はね、猥雑であるべきなんだ。そういう意味で、ストリップ小屋でシェイクスピア。最高だと僕は思いますよ」「今日の『冬物語』も、楽しかったです」

 久部「でも、裏では色々トラブルがありまして」「普段はもっとちゃんとしてるんです!」

 蜷川「バカなこと言うんじゃないよ!舞台は何が起こるか分からないところが面白いんだ。決まりきったことをやってどうする」「ノイズだ。ノイズ。大切なのはノイズ。予定調和は罪悪」

 久部「実は、是尾さん以外は、みんな役者じゃないんです」

 蜷川「素晴らしいよ、素晴らしい。あの、唐突に始まった漫才をやっていたのは?(芸人とダンサー)。よかったよ。あれがノイズだ」「人間はそれぞれ、培ってきた人生がある。それを土台にして、演劇という新たな身体表現で新しい自分に出会う。その瞬間に、僕たちは立ち会うんだ」「明日も公演はあるんですか?」

 久部「役者が1人、出れなくなってしまい、代役をどうするかこれから考えるところです」

 蜷川「どんな形であれ、君ならきっと面白く仕立ててくれることだろうね。僕の知り合いにも見るように言っておきますよ。井上ひさしさんにも見るように伝えておこう」「今夜の芝居の唯一の不満は、客が少なすぎたことだ。とにかく今は、がむしゃらに突き進みなさい」

 小栗は03年「ハムレット」のフォーティンブラス役で蜷川氏演出の舞台に初出演。以来、「お気に召すまま」「カリギュラ」「ムサシ」など蜷川作品の常連となり、深く強い師弟関係で結ばれた。今回、時空を超えた夢のコラボレーションが実現。愛弟子・小栗が蜷川氏役に息を吹き込んだ。

 小栗は「まさかこのような役をお受けする日が来るとは思っていませんでした。蜷川さんと過ごした日々を思い返しながら、私が出会った蜷川さんよりも若い頃の蜷川幸雄を想像し、自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました。このような機会を頂けたことを本当に心から感謝しております」とコメント。感慨深げな様子がうかがえた。

 金城綾香プロデューサーは「小栗さんは、たくさんの蜷川さんの映像をご覧になって研究してくださったとのことです。タバコの吸い方、相槌の打ち方一つとっても、繊細に演じてくださいました」と明かし、絶賛。その成果が見事に表れた3分半だった。

続きを表示

この記事のフォト

「三谷幸喜」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年12月10日のニュース