藤井竜王 午後2時過ぎ終局の最速勝利 変化への意欲が奏功か

[ 2025年10月17日 16:33 ]

竜王戦第2局で勝利し、感想戦を行う藤井聡太竜王
Photo By スポニチ

 藤井聡太竜王(23)=王将など7冠=が佐々木勇気八段(31)を挑戦者に迎える第38期竜王戦7番勝負第2局は17日、福井県あわら市「美松」で2日目が指し継がれ午後2時13分、藤井が68手で勝利した。タイトル戦の終局時刻としては22年度竜王戦第4局、24年度竜王戦第6局の3時21分を1時間以上短縮する最速勝利だった。

 指し手としては、今年度王座戦第1局での勝利が66手でこれに次いだ。また、4時間9分の消費時間も持ち時間が8時間制と9時間制がある2日制対局では最短だった。

 渡辺明九段、羽生善治九段に続く3人目の永世竜王がかかる今期7番勝負。後手番からのブレークを実現した要因は、好奇心だったろうか。

 「これまで(先手の早繰り銀に)早繰り銀で指すことが多かったが、腰掛け銀をやってみようと思っていた」。終局後、語った戦前の作戦。佐々木が左銀を3筋から使う早繰り銀に出たことで、6筋から使う腰掛け銀に構えた。今年3月のALSOK杯王将戦7番勝負第5局。後手番の藤井が指した2手目△3四歩を連想させる「変化」への意欲だった。

 対する佐々木は1日目昼食休憩前後から2時間6分、長考した。「実際にあまり指したことがなくて。お互いの王の距離感が難しかった」。早繰り銀には藤井も早繰り銀。もしその固定観念で先々までの指し手を準備していたとしたら、辛い時間帯が続いたことになる。

 2日目のこの日午前10時過ぎ、交換し合った飛車を敵陣へ放って王手をかけた場面。そして藤井王を3段目へ逃し、「気持ちは投了だった」。前期4勝2敗と苦戦した佐々木の闘争心を早くから削ぐ「変化」への意欲だったろう。藤井が連続5期で獲得できる史上3人目の永世竜王へ開幕2連勝し、7番勝負制覇へ向けて折り返した。

「藤井聡太」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年10月17日のニュース