高岡早紀 ライブで魅惑の歌声 「世界観にさらに深みを」
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【牧 元一の孤人焦点】きらめきを感じた曲のひとつが5曲目「恋人はワイン色」。CHAGE&ASKAの楽曲のカバーだが、大胆なアレンジが施され、オリジナル曲のような趣。ゆったりとした雰囲気で♪すれ違う 君に見とれて…と歌い出した声に一気に引きつけられた。柔らかい指先で硬い胸をくすぐられるような感覚。魅惑的な声だ。
俳優の高岡早紀(52)が10月11日、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールでライブを行った。
2022年から開催されている音楽イベント「EBISU JAM」の2日目。バンドのメンバーはいつものギター、キーボード、ベース、ドラム、コーラスに、2人目のキーボード(トランペット兼任)とパーカッションが加わり、より華やかになった。
1曲目「シャム猫を抱いて」、2曲目「こころのままに」はアルバム「SINGS-Daydream Bossa-」(2017年発売)収録曲。パーカッションを生かしたラテンのアレンジでお祭りムードを盛り上げるが、何より心を揺さぶるのはその独特の声だ。
開演前、楽屋を訪ね、本人に「自分の声をどう思いますか?」と尋ねた。答えは「私は少女の頃、声を発するのが嫌でしたが、今は『いい声ですね』と言って頂くことが多い。私も歌を聴く機会がたくさんあるのですが、やはり人に与える印象として声はとても大事だと思います。今は、この声をくれた両親に感謝しています」。
1988年、CMソング「真夜中のサブリナ」で歌手デビュー。当時15歳で、89年公開の映画「cfガール」で俳優デビューするより前のことだった。本人はかねて「私は声で拾われ、この世界にいます。当時、ビクターの飯田久彦さん(歌手・音楽プロデューサー)に『歌はへただが、声はいい』と言われました」と明かしている。
俳優業に専念するため91年発売のシングル曲「Ni-ya-oo」を最後に歌手活動をいったん休止。2013年公開の主演映画「モンスター」のエンディング曲「君待てども~I’m waiting for you~」を歌ったのを機に活動を再開し、以後、ライブ開催やイベント出演を10年以上にわたって続けている。
「15歳の頃、ここまで歌うとは想像しませんでした。私はステージに立って皆さまにお伝えすることが好きなのだと思います。歌うのと同じように舞台でお芝居をすることも好きですが、歌は舞台より自由度が高く、本当に私の世界観を見てもらえます。舞台とは違う重圧がありますが、終わると、とても楽しかった、またやりたいと思います。女優高岡早紀の世界観を壊さず、さらに深みを持たせるようなライブをやっているつもりではあります」
この日のライブは約1時間半で計12曲。6曲目「君待てども」、8曲目「Ni-ya-oo」などのオリジナル曲のほか、3曲目「接吻」(ORIGINAL LOVE)、9曲目「みずいろの雨」(八神純子)などのカバー曲も披露した。
最も印象深かったのは4曲目「野蛮な憂鬱」だ。1989年発売のファーストアルバム「SABRINA」に収録され、ライブではおなじみの曲だが、この曲を初めて歌った16歳の頃のようなアンニュイなムードと、現在の的確な歌唱法、大人の色香が絶妙に交ざり、聴いているうちに夢見心地になった。
楽屋で高岡は「かつて加藤和彦さん(音楽家)に歌唱指導してもらいました。教えてもらったのは、うまく歌うことではなく、曲の世界観をどう伝えるかということでした。その二つはあまりリンクしません。歌う経験を重ねて発声法などが分かってくると、あやうさが減ってしまいます。あやういからチャーミングという部分があるんです。もちろん、完璧に歌った方がいいという部分もあります。そのバランスを取って歌えればいいと思っています」と語った。
その歌唱の結晶が「野蛮な憂鬱」だ。
曲と曲の合間にはざっくばらんにトーク。出演中のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」にも触れた。横浜流星が演じる主人公の母親役で、心を弾ませて撮影に臨んだところ、横浜から「ばばあ」「くそばばあ」というセリフを浴びせられ、複雑な気分になったという話で会場の笑いを誘った。
ステージ上では終始、バンドのメンバー7人が奏でる音に包まれ気分上々の様子。その思いが直線的に客席に伝わり、見ている方も自然に愉快な心持ちになった。テレビや映画、舞台で見るのももちろん良いが、高岡早紀という希代の俳優をこんなに近くに感じられるのはライブだけ。次の機会は、12月4日、東京・丸の内のコットンクラブでのバースデーライブだ。
◆牧 元一(まき・もとかず) スポーツニッポン新聞社編集局文化社会部。テレビやラジオ、音楽、釣りなどを担当。
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