「熱量がビリビリ伝わった」――DuelJewelばるが託した「Last train」の疾走と、ツアー初日に響いた覚醒の音

[ 2025年10月11日 11:00 ]

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 5人組ロックバンド「DuelJewel」(デュエルジュエル)が9月17日に最新アルバム「Eclipse」をリリースした。収録曲のうち「DISTINATION」と「Last train」を手がけたのは、ドラマーのばる。リリース直後から走り出した全国ツアー「腐敗した太陽、望まれた月」は、初日から異様な熱気に包まれた。ツアーの合間に東京・スポニチ本社を訪れたばるに、新作への思いとステージの手応えを聞いた。(ヴィジュアル系特集取材班)

【DuelJewel特集】独占ソロインタビュー&ライブレポート|ヴィジュアル系ロック最前線

 9月20日、東京・池袋のEDGE Ikebukuroで迎えたツアー初日。客席は一曲ごとに熱を増し、「Last train」のイントロが鳴り響いた瞬間、場内の空気が一変した。

 スティックを振り下ろすたびに客席の頭が揺れ、女性客の長髪が波のようにうねる。その光景を見渡したばるの口元には、自然と笑みが浮かんでいた。

「本当に初めて聴く曲?と思うくらいみんながノッてくれた。ヘドバンの嵐で、ドラムを叩きながら、会場の熱量がビリビリ伝わってきました」

 長年バンドを支えてきたPAエンジニアも「初めてとは思えない完成度」と断言。ステージと観客の呼吸が噛み合った夜は、強烈な記憶として刻まれた。

 今回、ばるが手がけた2曲はシンセの音色から着想を得た。「DISTINATION」はシンプルで誰もがすぐにノれる一曲。そして「Last train」は、あえて王道のメロスピ(メロディック・スピードメタル)に挑んだ。

「2曲ともライブで自然にノれる曲を意識しました」

 録音では「3テイク以上は撮らない」という自分ルールを設定。集中力を高めるために甘いものや睡眠を大切にし、十分な練習を重ねてスタジオへ。特に「Last train」では「珍しくツーバスをドコドコてんこ盛りに入れた」と笑う。BPM160前後の速さは、熟練のばるにとっても気を抜けない挑戦だった。

 「このくらいのBPMって、速すぎても遅すぎても違うんですよ。その“中間”の踏み方は意外と難しい。でも練習と本番では気持ちが違う。本番の気合で、思った以上にスムーズに叩けました」。淡々と振り返る表情には、バンドを貫く「今を刻む」という意志がにじむ。

 序盤から熱を帯び続ける全国ツアー。ばるはこう手応えを語る。

 「普段、初日は探り探り叩いちゃうことが多いんです。でも今回は違った。楽しめる余裕があって、客席を見渡せるぐらい。みんなの動きがすごくて、自然と笑顔になれた。始まったばかりですが、確信しました。これは特別なツアーになるって」

 ばるのドラムが刻む疾走のリズムは、仲間と観客を巻き込みながら、さらに加速を続けていく。

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