立川志の八 世界で唯一のちょんまげ落語家が東海道を旅する 10月1日から開始 師匠志の輔も太鼓判

[ 2025年9月30日 11:45 ]

「~丁髷と落語で歩く東海道五拾三次~立川志の八の東海道中膝瓜毛」を行う立川志の八
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 「世界で唯一のちょんまげ落語家」として活動している立川志の八(51)が異色の企画「立川志の八の東海道中膝瓜毛~丁髷(ちょんまげ)と落語で歩く東海道五拾三次~」に挑む。東海道五十三次の宿場町を徒歩で訪れ、落語をしたり、地元の人々と交流したりしながら旅をする。格好は江戸時代を参考にした旅装束。10月1日から同月末まで一度も自宅に帰ることなく、東京・日本橋から京都・三条大橋まで約492キロを歩く予定だ。「ちょんまげにして3年ですが、活動がイマイチ浸透していない。どうしたら多くの人に伝えたいことが伝わるのか考えて企画しました。ちょんまげをバズらせたいです!」と本紙に意気込みを語った。

 2022年に古典落語の演目をより深く表現するために髪形をちょんまげに変更。以来月代(さかやき)のケアはかかさず、地毛でちょんまげスタイルを貫いてきた。だが「もう3年くらいやっているけど、いまいち定着していない。高座でも言っているんですが、何とかしたい。新たな挑戦をしなければならない」と自身の活動を伝える方法を考えてきた。そして企画した東海道五十三次の旅。師匠の立川志の輔(71)に報告したところ「ちょんまげにした時は“ん?”という顔をしていた師匠がこの企画には“それは本当に面白い”と言ってくれました」と後押しを得ている。

 タイトルは「東海道中膝瓜毛」。これは「膝栗毛で韻を踏んで、ちょんまげが瓜を乗っけたような頭ということで作った僕の造語です」とさりげなくアピール。「今年は芸歴25周年。ちょっと大きなことで自分にしかできないことをやりたかった。ちょんまげをバズらせたい」との思いを結実させた。丁寧に手入れしたちょんまげに編み笠。江戸時代の旅装束姿で足元は職人から教えを請い自ら作成したわらじを履いて東海道を進む。「山道とかは本当に滑らない。想像以上に機能的。ただ、それをコンクリートにするとどうなるんだろうという感じです。さまざまな道中の492キロになるし、足がパンパンになると聞いています。服装もつらくなったら変えざるをえないかもしれません。企画したもののどうなっていくのか」と未知の挑戦に思いをはせる。

 各宿場町では落語を披露する予定だ。「出会った方々に落語が伝える古き良き日本の文化や人間模様を体験していただきたい」。足の疲労が歩いてみないとわからないため、1日にどれぐらい進めるのか分からず、スケジュールは流動的。「予定が立たないから、チケットを売るわけにもいかない。人がいるかも分からない。大道芸ではないですが、投げ銭で何とかつないでいきたいです」。路上での落語披露も覚悟している。そして終盤、桑名の「七里の渡し」では実際に船をチャーターして、渡ることを考えているという。

 「自他共に認める雨男。足も一日に10キロ、20キロ歩いた時にどうなっているか」と不安は尽きない。道中には天下の険、箱根越えもある。ちょんまげだけではない唯一無二のアイデンティティー確立へ。志の八が本物の江戸の風をまとうための旅が始まる。(前田 拓磨)

 <初日は品川と川崎で落語を披露>初日は江戸時代の風習「お江戸日本橋七つ立ち」にならい、早朝午前4時に日本橋を発つ。品川の天祖諏訪神社で午前10時、その後川崎の東海道かわさき宿交流館で落語を披露する予定となっている。

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