「ケイダッシュ」川村龍夫会長、死去 84歳、心筋梗塞か 芸能界の“実力者”渡辺謙の恩人

[ 2025年7月31日 04:30 ]

アカデミー賞授賞式を訪れた渡辺謙(右)、川村龍夫会長
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 堺正章(78)や高橋克典(60)らが所属する芸能事務所「ケイダッシュ」の川村龍夫会長が死去したと30日、同事務所が発表した。84歳。東京都出身。同事務所に所属していた渡辺謙(65)のハリウッド進出をバックアップ。アントニオ猪木さんの支援者としても知られ、芸能界や格闘界に広い人脈と影響力を持つ“実力者”だった。

 突然の訃報だった。事務所は、出張先で亡くなったと公表。「逝去の正確な日時や詳細につきましては確認中」としている。関係者によると、川村さんは29日に京都を訪れ、関係者と食事を共にするなど普段と変わらない様子だったが、30日に宿泊先で亡くなっているのが見つかった。警察は心筋梗塞の可能性が高く、事件性はないとみているという。

 10年以上前に大腸がんを患ったことがある川村さん。最近はふくらはぎの痛みを訴えていた。3カ月ほど前に体調を崩して下痢などの症状を起こしたのがきっかけ。周囲に「医師から水分不足が原因と言われた」と話し、痛みを改善するため、はり治療に通いスクワットに励むなどしていた。

 立大在学中、市川高の同級生だった歌手の鹿内孝(84)に誘われ、マネジャーとして芸能界入り。グループサウンズ「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のマネジャーを務めた。その後、ザ・スパイダースのリーダー田邊昭知氏(86)が設立した芸能事務所「田辺エージェンシー」の副社長に就任。高校の同級生だった周防郁雄氏(84)が設立した「バーニングプロダクション」の取締役も務めた。

 1993年にケイダッシュを設立。ザ・スパイダースだった堺やムッシュかまやつさんのマネジメントを手掛け、高橋、坂口憲二(49)らを輩出。渡辺や南野陽子(58)らも所属し、事務所は大きく成長。グループ会社では蛯原友里(45)、押切もえ(45)、オードリーら幅広い分野の人気者が活躍した。

 猪木さんとも親しく、新日本プロレスの取締役などを務めたことも。元プロ野球選手の清原和博氏(57)の支援も行い、スポーツ界とも関係が深かった。

 ≪直前に予兆なく発作は不意打ち≫飲酒や喫煙をしなかった川村さんを襲ったとみられる心筋梗塞。福田医院の福田伴男院長(横浜市)は「健康的な生活を送っていても、発作は不意打ち。年齢的にいつ起きてもおかしくない」と指摘した。川村さんは3カ月ほど前から下痢やふくらはぎの痛みに悩んでいたとされるが、福田氏は「高齢者特有の体の不調」とし、心筋梗塞の予兆ではないと説明。一方で高血圧やストレスなどが原因で引き起こされることもあり、心電図や血液検査など、定期的な健康診断から予兆を発見することも可能。「きちんと体の観察をして、体からのSOSを見逃さないでほしい」と話した。

 川村 龍夫(かわむら・たつお)1941年(昭16)1月20日生まれ、東京都出身。93年にケイダッシュを設立。22年には長年にわたり日韓両国で芸能界をけん引した功績が認められ「第4回アジアコンテンツアワード」で生涯功労賞を受賞した。

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