藤井王位 連勝発進で神戸市対局は7戦全勝 今年度全てタイトル戦で勝率9割

[ 2025年7月16日 21:10 ]

王位戦第2局に勝利し、永瀬拓矢九段(左)と感想戦をする藤井聡太王位
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 将棋の藤井聡太王位(22)=王将など7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑む第66期王位戦7番勝負第2局は16日、神戸市「中の坊瑞苑」で2日目が指し継がれ、先手・藤井が131手で勝利した。2勝0敗として6連覇へ前進。投了図は、藤井王の頭へ永瀬が駒台から歩を打てば詰みだが、もちろん「打ち歩詰め」の禁じ手。双方、暗黙の了解の上で実現した美しい投了図だった。

 「途中は自信のないところもあった。はっきりいい、もしくは悪いと思った局面がなかった。非常に難しい将棋だったかなと思う」

 お互いの得意戦法・角換わり腰掛け銀へ進んだことで、気運が高まったのが千日手。5月の名人戦第4局以降、両者の対戦ではいずれも角換わりへ進んだ後、千日手になり、その指し直し局でも角換わりへ進んだ。

 つまり名人戦第4局、第5局、王位戦第1局で、永瀬、藤井、藤井の順で制した。「3度あることは4度ある」かとクローズアップされたが結局実現せず。それでも76手目、永瀬の封じ手は自身2番目、2時間24分の大長考。藤井が漏らしたように、形勢の針が長く傾かない熱戦だった。

 王位戦で定番化した中の坊対局、そして一昨年度王座戦第2局。藤井が神戸市対局を7戦全勝と好相性を示した。1日目は神戸牛すき鍋膳、2日目は淡路産ハモと夏野菜の天麩羅とうどん膳を昼食に注文。豊臣秀吉も愛した温泉を備え、14日の前夜祭で「温泉とごちそうを楽しみにしている」。将棋盤の前でも盤外でも堪能した2日間だった。

 そして今年度成績を9勝1敗とした。対局は全てタイトル戦で名人戦を4勝1敗、棋聖戦を3勝、王位戦2勝。今年度はまだ3カ月半だが、全てタイトル戦での勝率9割は異次元と言えそうだ。次回第3局は29、30日と北海道・新千歳空港国際線旅客ターミナルビル「ポルトムインターナショナル北海道」で指される。

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