フジテレビ 25日に株主総会開催、焦点は 専門家「フジ側の勝利は間違いない」

[ 2025年6月25日 04:46 ]

フジテレビ社屋
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 元タレント中居正広氏による「性加害」への対応が社会的な批判を浴びたフジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)は25日、東京都内で定時株主総会を開く。現取締役をほぼ全て入れ替えた会社提案と、独自の12人の新取締を擁立したアクティビスト(物言う株主)側の主張のどちらが株主に信任されるかが焦点となる。

 上場企業アクティビスト対策の専門家でIBコンサルティング社長の鈴木賢一郎氏は「フジ側の勝利は間違いない」とみる。鈴木氏によると、議決権のうち取引先企業や金融機関といった「安定株主」が約40%をしめる。さらに、株式保有割合40%弱でカギを握るとされる個人株主は「自己株や放送法に基づき議決権などが制限される外国人の所有する株も含まれる。実際の個人株主の議決権割合は約13%ほどです」という。オンラインカジノ賭博など社員の不祥事も相次ぐが「安定株主が検討するのは経営。個人の不祥事はそこまで影響しないでしょう」とした。

 フジ側の勝利が固い中、フジHD株約7%を保有し取締役案を提示した米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツ、約12%を保有する投資家の村上世彰氏の長女野村絢氏らアクティビストはどのような動きを見せるのか。鈴木氏は「アクティビストの目的はフジへの投資で儲けることであって、ガバナンスの改善ではない」と指摘。今回の株主総会で経営への影響力を残し、株価上昇時に売り抜ける可能性を示唆した。

 ただ、フジテレビが立ち直るには、株主総会の勝利ではなく、スポンサー企業のCM出稿再開が最終目的となる。鈴木氏は「総会で株主に信任されたことは広告主へのアピールとなる。それには、圧勝的に勝利することが必要」とする。フジ側の“勝ち方”にも注目が集まりそうだ。

 ◇鈴木 賢一郎(すずき・けんいちろう) 野村証券で上場企業の買収防衛策構築やアクティビスト対策を担当。2016年に独立しIBコンサルティング代表取締役社長。近著に「株式投資の基本はアクティビストに学べ プロの投資に便乗する『コバンザメ投資』の始め方・儲け方」(朝日新聞出版)。

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