「あんぱん」ネット号泣のタイトル回収“草吉あんぱん”朝田家救う「アンパンマン原風景」偶然あんぱんの日

[ 2025年4月4日 08:15 ]

連続テレビ小説「あんぱん」第5話。朝田のぶ(永瀬ゆずな)は朝田くら(浅田美代子)に屋村草吉のあんぱんを勧め…(C)NHK
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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は4日、第5話が放送され、風来坊のパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)の焼いた「あんぱん」が悲しみに暮れる朝田家を救う姿が描かれた。この日は偶然にも「あんぱんの日」。視聴者の涙を誘うタイトル回収がインターネット上で話題を集めた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を生み続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 第5話は1947年(昭和2年)秋、朝田結太郎(加瀬亮)が天国に旅立ち、朝田家は悲しみに暮れる。朝田のぶ(永瀬ゆずな)は「世界一大好きな父」を亡くしても、一粒の涙も流さなかった。のぶを元気にしたいと悩む柳井嵩(木村優来)に、柳井寛(竹野内豊)は「それが生きちゅうことや」と優しく語る。明くる日、表情なく居間に座り込んでいたのぶは、不意に駅まで一心不乱に全力疾走。息を切らし、必死に父を探すのぶに、駅に居合わせた嵩が“ある1枚の絵”を差し出し…という展開。

 朝田くら(浅田美代子)は食事も喉を通らず、眠れない。「先生…結太郎は何のために生まれてきたがやろ」。目がないあんこ(団子)も口にしなかった。

 嵩は屋村草吉(阿部サダヲ)に結太郎の訃報を伝えた。草吉は「じゃあ、あれ(1カ月前の御免与駅)が最後の別れか」。嵩の父・柳井清(二宮和也)も支那の厦門(アモイ)で病死。「たった1人で生まれてきて、たった1人で死んでいく。人間って、そういうもんだ」「人間なんて、おかしいな」――。

 朝田釜次(吉田鋼太郎)は墓石に愛息の名前を彫る。「息子の墓石を彫ることになるらあて…」――。原豪(細田佳央太)も言葉がない。

 御免与駅。嵩がスケッチしていたのは1カ月前、朝鮮・京城への出張に旅立つ結太郎が愛娘にソフト帽をかぶせた時の姿。のぶは父の急逝後、初めて泣いた。

 朝田家。草吉が持ってきたのは、焼き立てのあんぱんだった。釜次、嵩、のぶ、くらが次々と口に運ぶ。くらは「おいしい。結太郎にも食べさせちゃりたかったね」、朝田羽多子(江口のりこ)は「ホンマにおいしい。ここ(胸)がホカホカします」――。

 「朝田家の人々は、ホカホカのあんぱんに生きる力をもらったのです。ではまた来週。ほいたらね!」(語り・林田理沙アナウンサー)

 実物(食べ物)の「あんぱん」がキーアイテムになる劇的な展開で、涙を禁じ得ないタイトル回収。SNS上には「あんぱんキター!」「ヤムおんちゃん、ありがとう」「ボロ泣きの金曜日の朝」「あんぱんの日にタイトル回収」「墓に息子の名前を刻む釜次の姿は衝撃的。涙が出た」「アンパンマン誕生の原風景か」「駅のシーンとあんぱんのシーンでメイクが崩れた」「弱っている人や悲しんでいる人に食べさせる。そうか、もうアンパンマンの土台が」などの声が続出。反響を呼んだ。

 7日から第2週「フシアワセさん今日は」に入る。

 【あんぱんの日】1875年(明治8年)4月4日、東京・向島の水戸藩下屋敷を行幸された明治天皇に、初めて酒種桜あんぱんが献上されたことにちなむ記念日(「木村屋総本店」公式サイトから)。

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