明日初回「あんぱん」5つの注目ポイント「朝ドラ王道」「子役スタート」「戦後80年」やなせ氏夫妻の物語

[ 2025年3月30日 04:00 ]

連続テレビ小説「あんぱん」のメーンビジュアル。主人公・朝田のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)(C)NHK
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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務める次期NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は今月31日、初回を迎え、半年間にわたる長丁場の幕が上がる。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く物語。5つの注目&予習ポイントをピックアップし、見どころを探る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を生み続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。中園氏は2014年度前期「花子とアン」以来2回目の朝ドラ脚本。今田は21年度前期「おかえりモネ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 (1)やなせ氏への思い入れ

 11年ぶりの朝ドラ登板となる中園氏は、やなせ氏と小学生の頃に文通。人一倍の思い入れがある。

 23年10月に制作が発表された際、「アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました。『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事を下さったのです。何度かお目に掛かったこともあります。やなせさんはいつも優しい笑顔を浮かべ『元気ですか?おなかはすいていませんか?』と声を掛けてくれました」とコメント。秘話を明かした。

 脚本家が物語のモデルと文通した経験や面識のある朝ドラも珍しい。中園氏の筆に一層、期待が高まる。

 「花子とアン」をヒットに導いたチーフ演出・柳川強監督との再タッグも心強い。

 (2)朝ドラの王道展開

 「夫婦の軌跡」を主軸に描くのは、朝ドラの王道展開の一つ。SNS上には、漫画家・水木しげる氏夫妻をモデルにした10年度前期のヒット作「ゲゲゲの女房」の再来を待ち望む声も上がる。今回はどのような夫婦像になるのか。

 (3)3作ぶりの幼少期スタート

 今作は幼少期から開幕。23年度後期「ブギウギ」以来、朝ドラ3作ぶりとなる。“スタートダッシュ”が決まると、作品の奥行きや登場人物への感情移入の度合いも深まる。

 主人公・朝田のぶ(今田)の幼少期を演じるのは、永瀬ゆずな(9)。23年、芸名を「加藤柚凪」から改名。19年7月期のフジテレビ月9「監察医 朝顔」で女優デビューを果たし、以降のシリーズでも主人公・万木(桑原)朝顔(上野樹里)の娘・つぐみ役を好演。22年のNHK夜ドラ「カナカナ」も反響を呼ぶなど、演技力は折り紙付きだ。

 のちに漫画家となる柳井嵩(北村匠海)の幼少期を演じるのは、木村優来(ゆら、9)。高橋文哉と西野七瀬がダブル主演を務めた公開中の映画「少年と犬」(監督瀬々敬久)にも出演している。

 永瀬はキャスティングによる起用、木村は200人を超えるオーディションで選出。のぶは「ハチキン」(土佐弁で男勝りの意味)な少女、嵩は物静かな少年。どのような出会いとなるのか。序盤を支える子役の芝居も注目される。

 (4)放送100年&戦後80年

 既に特番などが組まれているが、1925年(大正14年)3月に日本のラジオ放送が開始となってから、今年は100年。また、戦後80年の節目の年にあたる。

 やなせ氏の出征体験と「アンパンマン」は切っても切り離せない。数々の朝ドラが戦争と向き合ってきたが、今回はどのように描かれるのか。制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーは「戦争というものに今まで以上に真摯に向き合い、丹念に描きます」と語っている。

 (5)超豪華キャスト

 東京制作の朝ドラとしては、18年度前期「半分、青い」(永野芽郁)以来7年ぶりにヒロインオーディションを開催。今田は朝ドラ歴代最多3365人の中から選ばれた。相手役・北村との共演は6回目になり、コンビぶりはさらに進化している。

 超豪華キャストも話題。朝ドラ主演経験者として96年度前期「ひまわり」の松嶋菜々子、93年度前期「ええにょぼ」の戸田菜穂が参加。松嶋は嵩の母・柳井登美子役、戸田は嵩の伯母・柳井千代子役を演じる。

 朝ドラ初挑戦組は嵩の伯父・柳井寛役の竹野内豊、のぶの父・朝田結太郎役の加瀬亮、嵩の父・柳井清役の二宮和也、朝田家の次女・朝田蘭子役の河合優実ら。ブランク組はのぶの祖父・朝田釜次役の吉田鋼太郎が11年ぶり、風来坊のパン職人・屋村草吉役の阿部サダヲが22年ぶりの朝ドラ出演となる。

 3月に入り、妻夫木聡と「Mrs. GREEN APPLE」大森元貴の朝ドラ初出演が決定。妻夫木は戦時中に嵩が所属する小倉連隊の上等兵・八木信之介役、大森は童謡「手のひらを太陽に」などの作曲家・いずみたく氏をモデルにした、いせたくや役を演じる。

 日に日に期待値も大きくなる「あんぱん」。いよいよ明日、スタートを切る。

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