伊達公子さん「関西人の血が騒いだ」ハプニング 緊迫の場面で「言おうかなと思ったけどグッとこらえて」

[ 2024年9月8日 21:08 ]

伊達公子さん
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 女子テニスで元世界ランキング4位の伊達公子さん(53)が8日放送のNHK「桂文珍の演芸図鑑」にゲスト出演し、ウィンブルドン選手権のセンターコートで起きたハプニングについて語る場面があった。

 伊達さんは高校卒業後の1989年にプロ転向。94年に全豪オープン、95年に全仏オープンで、96年にはウィンブルドンでベスト4となったが、同9月に現役を引退。その後2008年に現役復帰、17年に再び引退した。

 伊達さんは現役時代の感動的だった試合として、96年のウィンブルドン準決勝でのシュテフィ・グラフさんとの対戦を挙げる。当時世界1位のグラフさんとセンターコートで対戦し、第1セットを2―6で落とすも第2セットを6―2で奪取。しかし流れをつかんだところで日没順延となり、流れを断ち切られた。翌日の最終セットは3―6で落とし、当時日本人初の4大大会決勝進出はならなかった。

 「自分の力で勝ち上がってセミファイナルでセンターコートに足を踏み入れられたっていうのは特別でした」と、「格別」だというウィンブルドンの雰囲気を振り返った伊達さん。

 ハプニングは第2セットに起きた。スタンドの男性ファンからグラフさんに向けて「結婚してくれ」の声が飛び、センターコートの観客は爆笑。当時、父親の脱税容疑で金銭的な問題をかかえていたグラフさんは「いくら持ってるの?」とジョークで応じ、その余裕の切り返しが話題となった。

 「ファンの人が英語で結婚してくれないかっていう声を彼女に…私にじゃないですよ。っていうのが凄く緊迫している時に聞こえてきて、関西人の血がちょっとね、騒いだんで“えっ?私は?”って言おうかなと思ったんですけど。ペースを乱されるのが嫌だったんで」と笑いながらハプニングを回顧。司会の落語家・桂文珍から「そういうところで笑いを取ってる場合やない」と言われると、「そうなんですよ。そう思ったけどグッとこらえて。センターコートで言う勇気もまあなかったんですけど」と懐かしそうに振り返っていた。

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