「原作そのまま」と話題 中学生キャストで撮ったドラマ「からかい上手の高木さん」今泉力哉監督が語る秘話
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女優・月島琉衣(16)と俳優・黒川想矢(14)がW主演するTBS系ドラマストリーム「からかい上手の高木さん」が話題を集めている。累計発行部数1200万部突破の同名コミックが原作で、漫画ファンからも好評だ。今月31日には主演・永野芽郁、共演・高橋文哉で実写映画化もされる。ドラマ・映画ともに手掛けるのは、恋愛映画の名手として絶大な支持を集める今泉力哉氏(43)。唯一無二の空気感を生み出しているキャスティングのポイントは?オーディション秘話や撮影の様子を聞いた。(中村 綾佳)
14日に第7話が放送される同作。原作は、月刊漫画雑誌「ゲッサン」(小学館)で連載された、シリーズ累計発行部数1200万部突破の山本崇一朗氏による同名漫画。物語は、とある島の中学校で、隣同士に座る「からかい上手の高木さん」と「からかわれっぱなしの西片」をめぐる日々を描いた青春ラブコメディー。西片は、どうにかして高木さんをからかい返そうと日々奮闘するが、いつも高木さんに見透かされてしまう。
監督は、恋愛映画の名手として映画ファンから絶大な支持を集める今泉氏が務めた。5月31日には同氏がメガホンをとり、永野芽郁&高橋文哉で実写映画化もされる。映画・ドラマともに、「高木さん」ファンから「聖地」として親しまれている香川・小豆島で全編を撮影した。
ドラマでは、高木さんを月島琉衣(16)が、西片を黒川想矢(14)が好演している。撮影時、現役中学生だった2人。その初々しさが視聴者を魅了している。
主演の2人は、オーディションで選出した。中学生の物語を、現役中学生で撮影するのは非常にまれ。このドラマは、原作の「空気感」を忠実に表現することにこだわった今泉監督の挑戦だった。「本当に中学生でやるというのはチャレンジでした。知名度の点でも、演技としても。だからこそ、丁寧にオーディションを重ねて選びました」と振り返る。
オーディションの“軸”となったのは、「原作の空気をつくることができるか」という点。その狙い通り、初回放送以降は原作ファンから「漫画そのまま」「凄すぎる」と大反響だ。
特に反響を呼んでいるのは、西片役・黒川の演技。かわかわれたときのリアクション、その表情、仕草…細部に至るまで、隙だらけ。西片らしさ全開だ。
見事にハマった黒川だが、今泉監督にオーディション当時の感想を聞くと「どうだったかな…めちゃくちゃ印象的なことはなかったかもしれない」と意外な返答が。「それくらい、ハマっていたんでしょうね」と、けろりと笑い飛ばした。
一方で、黒川の実績に期待していた面もあった。黒川は、昨年公開され「第76回カンヌ国際映画祭」で脚本賞などを受賞した映画「怪物」(是枝裕和監督)で映画初出演。胸を打つ“怪物級”の熱演で、「第47回日本アカデミー賞」新人俳優賞に輝いた実力をもつだけに、今泉監督は「現場を一つ経験している大きさはありました」と信頼も寄せた。
そして「高木さん役」の月島は、今回がドラマ初主演。集英社「Seventeen」専属モデルとして知名度は高いが、主演オーディションを受けるのはこの作品が初めてだったという。
女優として未知数ながら、「高木さん」ドンピシャの好演。才能を開花させ、「ネクストブレイク女優」として特集されるほど注目を集めている。
月島を主演に抜てきした理由は?今泉監督は「本当に、凄く明るかった」と振り返る。見ていたのは、演技力だけではない。“西片が大好き”で真っ直ぐな高木さんらしさを、月島の中に見つけていた。
「芝居経験はそんなにないかもしれないですが、凄くアイディアを持って臨んでくれました。同じ台本を演じるにしても、他の人がやらないような自由な動きをしてくれたり、挑戦しないで終わるタイプではなくて、いろいろと工夫をしてくれて。明るくて元気で、“今日も120%できました!”と感想をくれる子。その真っ直ぐさに胸を打たれました」
2人が生み出す空気感は、今泉監督の期待を大きく超えた。「僕は、“このシーンはこうだからこうしてください”という風には絶対に言わないようにしていて、最初はお任せでやっていただくんです。自分が思っているよりも、面白くなる可能性があるから。2人は、2回は同じ芝居はできないような、本当に繊細なものを生み出してくれました。この年代だからこそ、本当に照れたり、本当に恥ずかしがったりしながら撮って。この子たちで良かったな、と感じることが凄く多かったです」。
注目キャストは他にも。高木さんの友人・北条さんを演じる早瀬憩(16)は、映画「違国日記」(瀬田なつき監督)で新垣結衣とのW主演に大抜てき。今泉監督は「本当に芝居が好きなんだろうなと感じる」と太鼓判を押す。
さらに、西片の友人・高尾を演じているのは、市村正親と篠原涼子の長男・市村優汰(16)。「彼は現場のあとにアフレコで来てくれたとき、ビックリしましたね。身長も伸びてるし、服装も凄く大人びてカッコよくなっていて。現場ではあんなに中学生でいてくれたのに!」と、そのギャップに驚いていた。
伸びしろと可能性を感じさせる現場だが、中学生ならではの“トラブル”も。「身長が、撮影期間中に伸びちゃったんですよね(笑)ちょっとずつ伸びていって…よ~く見ると、黒川くんがどんどん大きくなってる。ちょっと小さい時が撮影の前半です(笑)」と、こっそりと“注目ポイント”をささやく。また「声も変わるんです。撮影が終わって、アフレコするまでの間に声変わりしたらどうしようとか…スタッフみんな心配してました(笑)」と、ぐんぐん成長する若芽に、うれしさと戸惑いを感じていた。
刹那的で短い青春を閉じ込めた、見るものの琴線に触れる作品に仕上がった。「2人の声と姿は、この時だけのもの。あの年齢と、あの空気しでしか生まれないものはあったかな。大人では、そんなことは起きませんからね」と今泉監督。たった数カ月で声も背も変わってしまう、本当に一瞬で過ぎ去ってしまったあの頃を思い出して、心が揺さぶられる。
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