独立発表の西島秀俊 大谷翔平の代理人事務所「CAA」と契約 芸能関係者からも応援されるワケ

[ 2024年4月20日 08:15 ]

西島秀俊
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 22年間所属した芸能事務所「クォーター・トーン」を5月31日に退所し、独立する西島秀俊(53)。今後の活動については同事務所のホームページに「これからも、国内外の様々な作品・企画に挑戦する」と、国内だけでなく、海外作品への意欲を表明している。

 実は西島は昨年、米ハリウッドのタレントエージェンシー「CAA」とエージェント契約を結んだ。「CAA」は1975年に創設。タレントには、トム・ハンクス、ニコール・キッドマン、アン・ハサウェイ、スティーブン・スピルバーグ、イーサン・ホークらが名を連ねている。最近ではドジャース・大谷翔平の代理人事務所として、日米でその仕事内容などが報じられ、話題のエージェンシーでもある。

 人気大物俳優の独立に驚きが広がったが、映画関係者は「CAAとの契約、7月から世界配信されるApple オリジナルドラマ『Sunny』の出演など、海外進出へのステップは着実に踏んでいたのでしょう」とハード面での準備ができていたことを指摘する。「ただ、大手とエージェント契約をしているからといって、すんなりハリウッドで活躍できるということではない。オーディションに挑んでいくことになるでしょうから、西島さん自身も甘いものではないという思いはあるはず」とみている。それだけに、テレビや映画関係者から「こんなに実績もある中で新たに挑戦しようとするのは覚悟のいること。頑張ってほしい」という応援の声が広がっている。

 西島は1992年に俳優デビューし、翌93年のフジテレビ「あすなろ白書」で注目された。NHK連続テレビ小説「純情きらり」、NHK大河ドラマ「八重の桜」、フジテレビ系「チーム・バチスタ」シリーズ、フジテレビ「ストロベリーナイト」シリーズ、テレビ東京「きのう何食べた?」シリーズ、ドラマ「MOZU」シリーズ、映画「首」など、幅広い役柄で活躍。最近では3月に最終回を迎えたTBS日曜劇場「さよならマエストロ」、3月30日に放送されたテレビ朝日「黄金の刻」が放送された。国内での活躍はもちろん、2021年「第74回カンヌ国際映画祭」で日本映画として初めて脚本賞に輝いた「ドライブ・マイ・カー」で主演するなど、海外でもその演技力が評価されている。

 2011年、主演映画「CUT」がベネチア国際映画祭で斬新な作品を集めた「オリゾンティ部門」のオープニング作品として上映された際、インタビューに応えた流ちょうな英語が現地で話題になった。芸能関係者は「第一線の俳優として忙しい中でも時間を見つけて勉強をしていた。『自分は遅咲き』と常々語っているように、地道な努力家。そんな彼があえて挑戦する一歩を温かく見守りたいと思っている関係者は多い」と話し、西島の今後の活動を注目している。

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