被災地巡るもう1つの“ペット問題” ペット可の避難所に中瀬ゆかり氏「安らぎもたらしていて」

[ 2024年1月11日 16:06 ]

 新潮社出版部長の中瀬ゆかり氏が11日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)に生出演し、能登半島地震を巡るもう1つの“ペット問題”に言及した。

 2日に羽田空港で、被災地へ物資を届けるため離陸許可を待っていた海上保安庁の航空機と、着陸してきた日航機が滑走路上で衝突。海保機の乗員5人が死亡したほか、日航機の貨物室に預けられていたペットの救出ができなかった。この問題を巡って、SNSユーザーや著名人の間で、ペット可の客席設置の是非で賛否両論が巻き起こっていた。

 番組では、被災地でのペットにスポットライトを当てた。輪島市では、ペットを飼っている避難民専用の避難所を設けているというニュースを紹介した。猫を飼っているという中瀬氏は「“ペットと一緒に行けないなら”と言って、自分の家に戻っちゃって、そこで津波に遭われた方とか、ペットと離れられない家族だということで、それで起こったこともある」と不運な事例を挙げた。

 その上で、ペット同伴の避難所について「ペットが苦手な人もいるし、アレルギーがあったり、声が嫌だとか、恐怖を感じる人とかもいるので、どこの場所にいてもいいというわけじゃなくて、専用部屋にして、そこに暮らしているということなんですけど、非常にそこにいらっしゃる方たちには安らぎをもたらしていて」と話した。

 地震が発生した段階で、ペットが逃げてしまっているケースも多数ある。中瀬氏は「度合いもありますけど、地震で家が倒壊した場合は、猫も一緒に逃げ出しちゃいますよね」と説明。猫に対しては探す際のポイントを、記事を引用しながら紹介した。逃げて1週間以内は、家から半径500メートル以内にいることがあるといい、「完全室内飼いの猫は、発見場所の中央値が39メートルなんですって。家の近くに隠れている可能性が非常に高いということがあるんです」とも話した。

 見つける際には、入り口の穴を開けた段ボールやお気に入りの毛布、ペットフードなどを用意し、猫が好きな環境を整えてあげることも有効だという。「驚いた猫は上に上る習性があるので、屋根とか木の上とかに目を向けて欲しい」とも呼びかけた。

 中瀬氏が飼っている3匹の猫は、有事の際に車で30分ほどの圏内にいる知人に預けられるようにお願いしているという。「あまり遠いと連れて行けないという問題もあるので、何となくお互いの猫を面倒見るという。そういう方法もある」とも話していた。

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