羽生九段が決勝進出、敗れた伊藤五段は藤井王将との敗者復活戦へ 棋王戦挑戦者決定トーナメント

[ 2022年11月5日 20:07 ]

伊藤匠五段を下して決勝に進出した羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第48期棋王戦挑戦者決定トーナメントは5日、東京都渋谷区の将棋会館で準決勝の残り1局を行い、後手の羽生善治九段(52)が伊藤匠五段(20)を98手で下し、渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦まで2勝と迫った。

 敗れた伊藤は敗者復活戦に回り、1回戦では藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む2冠=と対戦する。

 羽生は決勝で佐藤天彦九段(34)と対戦し、勝てば敗者復活戦勝者との2番勝負に進出。1勝した時点で挑戦権を獲得する。現在進行中の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグでも5戦全勝でトップを独走中。藤井王将への挑戦に王手をかけている。

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