里崎智也氏 イチロー氏は「自分から相手のことを否定しない」06年WBCでは「ついていこうみたいな」

[ 2022年8月15日 15:54 ]

里崎智也氏
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 元ロッテで野球評論家の里崎智也氏(46)が15日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲストとして生出演。かつて侍ジャパンで共にプレーしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)について語った。

 里崎氏は捕手としてロッテの2005、10年の日本一に貢献し、日本代表が優勝した06年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではベストナインに輝いた。パーソナリティーの「ナイツ」塙宣之が「WBCの優勝キャッチャーだからね」と感心すると、里崎氏は「ラッキーなんですよね。調子こいてるじゃないですか2005年に日本一になって。調子こいたまま行ったっスよ。WBC」と笑ってみせた。

 チームメートには松坂大輔氏(当時は西武)やイチロー氏(当時はマリナーズ)がおり、「最初思いましたもん。邪魔だけはしないようにしようって」と里崎氏。「イチローさんにはご飯食べに行きたいから連れて行ってくれって自分から言って」と回顧した。

 イチロー氏については「あそこまで凄くなると、“もっとこうした方がいいよ”とか、“こういう練習あるよ”って言いがちじゃないですか、人間ってやっぱり。でも、人の話は聞いてくれるけど、人の話は絶対否定しないです」と里崎氏。「“もっとこうした方がいいよ”とか言わないんですよ。“あーそういうやり方もあるんだ”って。僕らが“イチローさん、どうやってやってるんですか”って聞いたら、“俺はこういうふうなやり方するけどね”っていうのを言うだけで、自分から相手のことを否定しないっスよ。凄いなと思いました」としみじみと話した。

 その大会では「イチローさんについていこうみたいな」雰囲気だったという。第2ラウンド初戦の米国戦での相手投手はエース、ジェイク・ピービだったが「(イチローが)“メジャーなんて大したことないし、こんなん楽勝で打てるよ”って言って、先頭打者ホームランですからね。そりゃ全員が“いける”って思いますよね」と振り返った。

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2022年8月15日のニュース